横溝正史原作のドラマや映画について毎週金曜日にお届けする
「週刊金田一」
今日もおかげさまで平和でした
夕方、漢方をもらいにいつもの婦人科に行きました。
毎回、体重と血圧を測定するんだけど、
あまりの体重見て衝撃を受け、
血圧が１４１に上がってしまいました
計り直しをさせられて、半分眠ってみたら１０６にまで下がりました
よかった
体重もそのぐらいスッと下がればいいのにね。
さ、今週も「週刊金田一」始めますよ
先週は本当に眠くてうまく書けませんでしたが、
今日はまだ元気です。
中井貴一が金田一耕助の「犬神家の一族」です
先週は、古館弁護士と金田一が菊畑に来ているところで終わりました。
本当に菊と琴をあちこちに出してくるドラマで・・・
金田一が殺された若林の口に差し込まれていた菊を
切り取った場所を見つけました
「すると犯人はわざわざここから菊を刈り取って・・・」
そして次は老婆についての推理です。
「男である可能性もあると考えたものですから」
はい、その推理間違ってます
「菊の花と言い、老婆と言い、作為を感じるのです」
外部の者の犯行に見せかけようとする内部の者の犯行か、
そう見せかけたい屋敷外の人間の犯行か・・・
分かるような分からんような話ですね
最近あるCMで「仕事やめるのをやめるのをやめた」というのと同じですかね。
ということは、すべての人が犯人である可能性がある訳で
何の推理にもなってないと思うんです
古館弁護士は、松子竹子梅子の母親が住まわされていた３つの離れを案内します。
ここで原作やこれまでの映像作品とは違った三姉妹の生い立ちを
金田一に語って聞かせます。
三姉妹の三人の母親は子供を産んだ後、子供と共に家を追い出され
みんな不幸な死に方をしたと。
三姉妹は２０歳を過ぎてから
世間体を気にした佐兵衛翁が引き取って
厳しく女の作法を教え込まれたとのこと。
茶道、華道、書道、日舞、琴・・・
佐兵衛翁は、琴のできる女、菊の似合う女が理想だったと・・・
そこまでこじつけなくても、と思うんですが
三姉妹の母親は、苦労して亡くなったということだから
娘に金をせびりにくることもなかったんだね
佐兵衛翁からもらった懐中時計を見つめる珠世。
佐兵衛翁は、珠世にとっては優しいおじいさんだったんだもんね。
「斧琴菊・・・この言葉には深い呪いが込められているのです」
そして夜・・・ついに遺言書発表です
金田一と警察の立ち会いのもと・・・
広間、狭いです
うーん
この辺の魚屋の二階の広間の方がずっと広い。
この辺の魚屋の二階の広間の方がずっと広い。もっと広い場所で発表した方が箔がつく感じがするんですが。
ここで読み上げられた遺言書は、ちゃんと原作通りだと思います。
ここは肝だもんねここ変えたらダメだもんね
ここ変えたらダメだもんね「犬神家三種の家宝、斧琴菊は次の条件のもとに野々宮珠世に譲られるものとする」
「但し、野々宮珠世は、その夫を我が三人の孫、佐清、佐武、佐智の中から選ぶものとする」
うわー、全員嫌。
マスクの下、見てください
目だけで石黒賢さんって分かります
遺言書発表の途中ですが、
今週はここで終わりです。
今週の「横溝ニュース」
正しくは先週のニュースですが、
地元の新聞にこんな記事がありました。
軽井沢の親族の別荘で、
「仮面舞踏会」の草稿６５０枚と「悪霊島」の創作ノートが見つかったんだって。
私の中では「仮面舞踏会」は、草笛光子さんや乙羽信子さん、柳生博さんらが出演した
あのドラマが一番印象的
「仮面舞踏会」は１０年以上休載して、横溝先生はその間に草稿を執筆したということ。
長い時間をかけて練り上げられた作品なんですね。
軽井沢を舞台にした「仮面舞踏会」の草稿が軽井沢で見つかるというのも
何か因縁のようなものを感じますね
おまけの「横溝ニュース」
今夜１１時からフジテレビ系列で放送される「私のバカせまい史」という番組で
「スケキヨの足」の歴史を徹底調査するらしいですよ
これは必見
もうすぐ始まるので、是非ご覧ください。
ではでは、また来週っっっ