暑い。
先日、入退院に着ていた服に袖を通した。
昨夜、入院用に購入した半袖パジャマを着た。
季節が一巡したのだ。
ふと、「尿漏れ」だと思って通院した日は昨年のいつだったのか…昨年の家計簿を見てみたら、「6月21日」だった。
あの日から丸一年。
私にとっての「あの日」は、これから沢山ある訳だ。一年後の今だからこそ、振り返ることが沢山あり、生々しい記憶を辿る。
検査結果を聞きに行ったのは、7月5日だったから、今は「まな板の上の鯉状態」だった。検査中のモニターには既に腫瘍が見えていたから、半分以上覚悟はしていたけれど。
通院するのが怖かった。
1月に亡くなったばかりの長男猫の写真に、
「どうしよう。通院した方がいいのかな?」
と語りかけた。
「早く病院へ行きなよ」。
そう写真が語りかける。通院すべきだという心の声だろう。
そして、重い腰を上げて女医さんのいる泌尿器科ヘ。
「その程度では尿漏れはしないので、婦人科へ行ってください」
と言われ、これはおりものなのかと気づいた。
その日の午後、今度は婦人科へ。ホルモン療法でお世話になっていた女医さんのいる病院なので、行き慣れていた。
しかーし、子宮がん検診はやはり痛かった😢
更年期で膣が萎縮しているので、メリメリと押し開かれるように器具を挿入され、噛み殺す声も漏れてしまう。
手術後より断然痛かったな(笑)
今の病院は、太さのレパートリーがあって「細いの」があるらしく、私はとても助かっている(笑)
通院後、高かった初めの一歩を踏み出した自分へのご褒美と、予想される病気への恐れと不安を抱えて、リサイクルショップへふらふらと買い物に行った様子が手帳に書かれている。バッグとマグカップを購入したのか(笑)
これから先の2024年は、昨年の出来事を振り返りながら過ごすことになりそうだ。
楽しいことではなく、どこか鬱々とすることだけれど、それはあの時に感じられなかった辛さ、恐怖を、今の私が、昨年の私の手を取って行う共同作業なのかもしれない。