ハーブライフプラクティショナー講座を受けていた時、先生からオススメの本として紹介された中の1冊だったのがこの本👇




厚い本なので後回しにしてそのまま月日が流れ、そのうちにがんが降ってきた。


抗がん剤治療をしながら読み進めていた気がするが、休み休みだったので読み終えるまで随分と長くかかった。
読み進めながら、他にもこの著者の本を読みたくて購入したのが👇







今は、お風呂に入りながら毎晩読んでいる。


この手の本や、がんの体験本は沢山あるが、気持ちが暗くなって読み進められない本、なんとなく受け付けない本、読むうちにだんだんとお腹いっぱいになる本などあるけれど、これは全然平気なのだ。
正直、自分でも意外だ。
体調も良くなり、日常生活に戻れてきたことも大きいが、かえってこの本を読んでから心が落ち着いてブレにくくなってきた。「ブレ」は、再発の不安や死への戸惑いと言い換えてもよい。


いつか少しずつでもこの内容に触れていけたらと考えているが、何度でも読み返したいと思える一文を、この本の中から引用抜粋させていただく。



1.死の恐怖について

危険から守られることを祈るのではなく、恐れることなく危険に立ち向かうような人間になれますように。
痛みが静まることを祈るのではなく、痛みに打ち勝つ心を乞うような人間になれますように。
人生と言う戦場における朋友を求めるのではなく、ひたすら自分の力を求めるような人間になれますように。
恐怖におののきながら救われることばかりを渇望するのではなく、ただ自由を勝ち取るための忍耐を望むような人間になれますように。
成功の中にのみ、あなたの慈愛を感じるような卑怯者ではなく、自分が失敗したときに、あなたの手に握られていることを感じるような、そんな人間になれますように。
(ルビンドラナート•タゴール 『果実採り』より)





今日は寒いよねぇ。