6回の抗がん剤治療を終えてから、もうすぐ4か月が過ぎようとしている。

私が経験した副作用のその後は…



①全身の痛み(筋肉痛、関節痛)

これは抗がん剤治療から3日後がピークで、割とすぐ痛みは引いて行った。もちろん、今はない。




②貧血?低血圧?で倒れる

これはラスト3回で現れてからどんどん強くなり、最後の6回目は2度自宅で倒れた。これは結構辛かった。今は全くなし。




③手足の痺れと痒み。

痺れもさることながら痒みの方が辛く、日常生活に著しい支障が出た。痒みは今は全くなく、膝下の痺れが残っている。それでも最近になって大分軽減してきた自覚があるものの、いまだに履ける靴は限られており、長時間歩くと痺れが強くなってくる。看護師さんには、パクリタキセルの患者さんは痺れが完治しない人が多いかなぁ?といわれたので、それは覚悟してる。

手の痺れはほとんど感じないが、以前より大分握力が低下したかもしれない。




④脱毛

今は毬栗坊主。残念ながら脱毛前から薄毛だったところが、ターバンを巻いたように(笑)薄く光っている。スキンヘッドの方がマシだよ〜😭というほどに目立つので、髪の毛が生えてきてからの方が日々憂鬱である。脱毛前は直毛だったが、ちょっとチリチリしてる感じ?

また、髪の伸び方が部位ごとに違っており、後頭部から襟足にかけてがかなり伸びている。あまりに発毛の足並みが揃ってないので、夫に襟足だけハサミでカットしてもらおうかと考え中。




⑤食欲低下

これは抗がん剤治療から3日後から現れていたが、数日で復活。全く食べられないということはなく、味覚も正常だった。ただ、6回目は翌日からほぼ飲めず食べられず動けずで、友人に🆘を出した。友人が苺を買ってきてくれて、切り干し大根とキャベツのスープを作ってくれたのだが、それだけは受け付けたのだ。涙が出た。苺の季節でもあったので、それからずっと苺を買い続けている。命の恩人ならぬ、恩果物(笑)




⑥目の不調

白っぽく幕が掛かったような、光が乱反射しているような、そんな風に見えることがあった。それがなくなってきたなと思うと今度は、夜になると瞬きをするたびに視界の真ん中だけ黒点が見え、朝になると小さな🌻のような光の筋が目に焼きついたように、こちらも瞬きをするたびに見えた。痛いわけではないし起床から数時間もするとなくなるのだが、不快感というかかなり気になる症状だった。抗がん剤で角膜も傷めるケースもあるとネットで読み、治療後は症状はなくなったもののすぐに眼科に通院し、異常なしということで胸を撫で下ろした。

今は、この症状は全くない。




1番気がかりだった吐き気はゼロ。それどころか、まともに動けないのに食欲にはあまり影響がなかったので、治療前より3キロ太ったくらいだ。

今残っているのは脚の痺れ。特にくるぶしより下が1番残っている。

今になって気付くのは、爪の横線である。今は爪が伸びて5本になったが、その前は確かに6本あった。薬剤の影響で出ることもあるらしいので、やはり抗がん剤の影響なのかもしれない。幸いなことに薄い横線

のみで、爪が剥がれたり変色したりということはなかった。




人によっては治療後1週間は不調で、それ以降は復調して仕事も出来るようだ。私は1、2回目までは1週間もすれば散歩も出来たしかなり元気だったのだが、3回目からは寝てる方が多かった。

飛び抜けて酷い副作用ではないのだが、だらだらと不調が続いた。仕事が出来たか?と想像すると、出来なかっただろう。根性論ではなくて。



何事も人と比べないのが幸せな秘訣だが、副作用もまたしかり。

周囲の「普通に働きながら治療してる人もいるよ」的発言に内心では傷つきながらも、我が道を見失わずに行くしかない。






薄っすら見える、横線。縦線は老化らしいが(笑)