抗がん剤治療が終わって月一の定期検診になったのだが、想定外なことに毎回内診があるのだ。



3月の検診時に


「では、内診をしましょう」


と言われて思わずキョトンとしてしまった。頭が真っ白になるというのを、久々に経験した。

えっと…もちろんお風呂は入ったけど、洗いすぎても良くないというし。昨日はどんなだったっけ〜?!と、プチパニック。



足元もフワフワした感じで、下衣を脱ぐ動作ももたもたしておぼつかない。心臓もバクバクしていた。

椅子に座って脚が広げられると



「ああ〜〜〜っ!い、嫌ダァ!!!」


と心で叫んだ。

再発がどうとか、転移がどうとかの不安など吹き飛んだ。




その夜、布団に入ると内診のことが思い出されて


「うぁぁぁぁ」


とわけもわからない声をあげて、布団を被ることを繰り返した。

次回からはきっちり準備?をして臨むのはもちろんだが、産婦人科医の本音が知りたくて眠れない夜をやり過ごすついでに検索してみた。






☝️強烈なのが見つかった(笑)さすが、anan。強烈だけど、なるほどと思った。



「デリケートゾーンのニオイを気にされている方が多いのですが、医者的に気になるのはアソコより足のニオイ。内診台が上がると、患者さんの両足と自分の顔が意外と近くなるので、ニオイを感じやすいんです。特に冬場のブーツなど、ムレやすい靴を長時間履いていらっしゃる患者さんの足のニオイはけっこうキツいです」



幸いブーツは履かないし、足の臭いが飛び抜けて強い方でもない。ホッと胸を撫で下ろした。

そうだよね、脚がバーンと目に入るわよね。リンパ浮腫予防で毎日保湿をしているので、がん前より綺麗になったくらいだから(笑)まぁいいかな。




診察の直前に入念にシャワーを浴びてきて下さる方もいるのですが、おりものなども洗い流されてしまって正しい診察ができなくなってしまうことも……。医者はあくまでも“普段の状態”を診たいと思っていますよ」



☝️特に夏は診察前には必ずシャワーを浴びて行ったが、良くなかったのだろうか。




あまりにも内診が辛すぎて、その払拭のために膣とデリケートゾーンのマッサージの高い壁を乗り越えた。今は難なくこなし、習慣化している。辛い事、嫌な事も、こういうことがあるから必要な時もあるのかな。

お陰で、


「内診?どんとこ〜い!」


とまではいかないけど…辛いほどではなくなった。



今週だな、定期検診。

自分、ファイト。





ぷくぷくのお手てが好きだよん。