がんが見つかってから、抗がん剤治療が終わるまでの間は、「この先、日常は戻るのだろうか?」と考えていた。
現在は、かなり日常は戻っていると感じる。
小さなことにイライラすることで、それは感じられる🤣
主に夫にだが、これまではイライラもしなかった。詳しい検査結果が分からない間の、死への妄想を前にすれば、夫へのイライラなど小さなものだ。
全てに寛大であり、全てにおいて肯定的に捉えられていた。死後、仏になるというのなら、死を前にすると既にそれに近づくものなのかもしれない。
全くもって、私らしくない😂
朝日新聞の『折々のうた』に、
<もとの日常に戻る>と言うけれど、それってどこに戻ることなんでしょうね。
かおりさん(仮名)
東日本大震災後は、各人の「普通の日常が、普通じゃなくなった、普通の一〇年でした」と、沿岸部で被災した女性は語る。
というのがあり、これに近いのかなと思う。
がんを経験した以上、がん前の日常に戻るのとは違う。災害や病だけでなく、他の「苦」や「喜」でも同じこと。全ての経験に
繋がることだろう。
夫と喧嘩したり、夫にイライラしたり、そんな自分にホッとする。
退院してから2階に寝室を変えたのだが、以前、寝室にしていた部屋を懐かしく感じたりする。今寝ている部屋は、闘病と直結するのかもしれない。
がん前の自分に戻りたいか?と考えると、戻りたくない。
まだ、今の自分の方がマシだと思う。
日常を取り戻しつつ、以前のようには戻らないぞ!と自戒もする。
可愛い、おとっておきのチョコ。毎日2個まで😋残り少ない🥲