『猫だましい』。
この本をプレゼントされた。
帯を読んで、自分だったら選んだか?と考えると、選べなかったと思う。
なんせ、帯だけでも山盛りな人生が伺えて💦、読んでいるだけで「すみません〜😭」と訳もなく謝りたくなる。
それに、帯書きの作家さん達は錚々たるメンバーで、全員の本を読んだことがあり、かなり好きな作家さん達…好きなんだけれど、自分のダメさ加減を思い知らされるというか😓私にとっては憧れであり、今世では絶対その域には達することができないこと確定。
まだ三分の一しか読めてはいないが、やはり、私の真逆をいってらっしゃる🤣
価値観というのは、本当に人それぞれだと痛感する。人と関わっていくということにおいて、言葉を節約することは致命的なのだろうか。もちろん、「察する」「感じる」などの域もあるけれど、そもそもそれは自分の感覚で行なっていることだよねぇ。
がんを含めた「病」に対する捉え方も違う。これは、家庭環境も大きいだろう。
私が育った環境は、人生において病などあってはならぬもの、死は忌み嫌うもの、という価値観が根強くあると思う。
本から引用させて頂くと、「がんにはガーン!」となるのが普通だった。
マクロビやヴィーガンといった特別な健康志向は全くないが、病院、検査、薬、サプリメントの類は皆大好き。砂糖も肉も外食も大好きだけど、無茶な食べ方、呑み方はしていない。
言うなれば、ハルノ宵子さんやご両親のような、肝の座った人は1人もいない🤣
私自身は、病や障がいを人生においてあまりに特別なことと位置付けるのは違うと感じ、両親や親戚の考え方は差別につながっているように思っていた。
しかし、やはりいざがんと言われると、「ガーン!」になった。「特別なもの」「忌み嫌うもの」に、自分も位置付けていたのだろう。
ハルノさんは、がんよりも大腿骨骨折の方がショックだったらしい。お母様がそれで2度入院したのを見てきたので、その経過をよく知っていたのだ。
経過を知っていると、同じ病気や怪我がことさら怖くなるのかもしれない。
ハルノさん、幡野広志さんなどの考えを読んでいると、共感することと同じくらい、びっくりすることも多くある。
新鮮な日々☺️
どの考えが正しいとか、間違っているということではなく、自分の進みたい方向を探る上で、大切な「生き様」をのぞかせていただいている。