赤坂 浄土寺に佇むこちらで伝統に独創性が加わった江戸前鮨を楽しんできましたー
去年4月オープンで店内はカウンター8席のみ・ご主人は国内外の5つ星ホテルなどで料理長を務めた方なんです
夜はおまかせ大将のおきまりコースで
まずは食事の前に蛤の一番出汁で冷えた体を温めましょう
日本酒は常時10〜15種類あるそうなのでここも大将にお任せしちゃいましたぁ
新潟の鶴齢 特別純米 雄町は穏やかなコクに品があって酸のバランスもよくすーっと飲み飽きない味わい
まずは三重のヒラスズキからスタート
しっとりとした食感で素材の甘味を活かすにはお塩や酢橘がいいかな
水ダコの旨煮
真蛸じゃなくて敢えて水ダコを使ってるそう・甘く煮込んだ旨煮はレアな食感も残って美味
平貝磯辺焼き
炭火で焼いた熱々の平貝は肉厚で香ばしく・モチモチした歯応えに海苔の磯の香りで本当にお餅の磯辺焼きみたい
白子
見るからに美しい白子はしゃぶしゃぶ風にサッと火を通しているからプチプチ弾ける食感がまたたまらんす
寒鰤の燻製
煙に包まれて登場した氷見の寒鰤は燻香の余韻が漂って・1週間寝かせて旨味凝縮しっとり食感を地がらしと一緒に味わいましょう
のどぐろは長崎対馬から
紅瞳(べにひとみ)というブランドのどぐろは今が一番脂がのってるそうで赤シャリとよ〜く混ぜていただきまーす
なかなか紅瞳は少量しか獲れないそうですが必ず提供する為に船5隻と契約しているんだって
北海道与市あん肝
甘辛で炊いているので山葵もOK・間違いなく日本酒も進んじゃうよねー
ズワイガニの茶碗蒸し
解されたズワイガニの身もたっぷり濃厚な卵とシンプルに・器のこと伺うの忘れちゃったけどどれも素敵なんだよなぁ
握りはコハダから
脂がのって輝くコハダはしっとり感があって結構好きな味わいかも
続いての日本酒は久保田の千壽
綺麗でスッキリとした味わいの食事と楽しむ新潟の吟醸酒
ヤリイカ
塩と酢橘でいただくヤリイカは包丁を細かく入れてから寝かせることで旨味が広がって美味しくなるんだそう
春子鯛(カスゴダイ)
これからが旬の小鯛は桜のような美しい色合い・ここまでの握りはロゼシャリで
赤身ヅケ
ネタに合わせてシャリも赤酢にチェンジ・旨味というか奥行きというかシャリとのバランスも含めて今まで食べた赤身ヅケで一番
トロ
5日寝かせた大間のトロは旨味たっぷり深みがあって・赤酢のシャリは硬めで好みかも
銀鱈の西京焼き
お皿まで熱々で西京味噌と脂の程よい甘さがたまらん焼物・大将は京都のたん熊北店にもいらしたんだそう
赤貝
造形美がたまらん赤貝はコリコリ食感に海のミネラルを感じて旨い
車海老
噛めば噛むほど美味しくなるように低温でじっくり茹でた海老は是非食べてもらいたい逸品
鮑の肝ソース
バター使ってないのにめっちゃ甘みとコクがあるフレンチテイスト・肝を通常の10倍使って作り上げてるんだそう
ソースは少し残しておきましょう
じゃーん生雲丹とシャリを投入してまた違う食べ方で残らずソースを堪能です
1ヶ月でおまかせメニューの内容が変わるので日本酒もそれに合わせて品揃え・なのでメニューには銘柄は書いてありませんよ
続いて飲んだのは神奈川県足利上郡にある酒蔵が作る曽我の誉 大吟醸はキリッとした淡麗辛口
穴子
ふんわり柔らかそしてあっという間に口の中で消えていきましたぁ
なめこと豆腐のお椀
なんかめっちゃ美味しいと思ったらのどぐろのアラを使っているだそう
最後に巻物
サクッと食感が印象的な干瓢巻きで食事はフィニッシュ
デザート
玉子焼きの代わりに卵の黄身だけを使って火を入れずに固めたプリンも職人技
人と変わったことをすることが楽しいという大将のこだわりと技術に裏打ちされたセンスがこのお店の個性と魅力になってるんですね
駅から近いけど隠れ家的な場所にあって人には教えたくないけどオススメしたいお店でしたぁ
ごちそうさま