神楽坂の路地裏にあるMTビル2階に隠れ家的な寿司割烹店があると聞いて行ってきましたぁ
最寄り駅は飯田橋で神楽坂下方面から行くのが近いみたい・おすすめのコース「信楽」をお願いして伺ったんです
店内はカウンター6席に個室もあって上品でセンスのよい雰囲気
随所に配された緑も美しく・器もこだわってご主人が集めているそう
一合瓶の日本酒がかなり種類豊富に揃っているけどまずは泡でしょ
てことで獺祭の純米大吟醸スパークリング45で乾杯しましたぁ
先付け
白海老に雲丹は甘〜い口溶け・穴子の稚魚ノレソレってかなり珍しいよね
季節の前菜
新潟のもずく酢・蟹のゼリー寄せ・海老の手毬黄身鮨・かずのこクリームチーズ・瓢箪はサッパリ・ひとつひとつに手間がかかってますね
お造り
新鮮でサクッとコリっとした食感で大ぶりな北海道産のホッキ貝を竹炭塩で
続いての江戸前の太刀魚とカマスの炙りは香ばしく
お酒もクイッと奥にあるのは青森の天然平目のエンガワでコリコリっと脂ものってます
真ハタにマコガレイと白身魚が続きます
食べるスピードに合わせてすっと提供されるタイミングも流石です
温菜は茶碗蒸し
蓋を開けてビックリ中にはフォアグラが入った茶碗蒸し・トリュフオイルの香りも心地よく・昔の九谷焼の湯呑みだと言う器も素敵
続いては秋田県 飛良泉 山廃 純米酒
秋田の食中酒として定番のこちらは心地よい酸味でスイスイ飲めちゃいますなぁ
冷菜は蟹の甲羅盛り
お店のスペシャリテだと思われる甲羅盛りにセコガニがたっぷりジュレの中に・素敵すぎる器は京焼の紫三島なんだそう
お食事は握り続いていきますよ
青森県の平目は酢橘でさっぱり・握りには味がついてるのでそのままパクッと
真鯵にはネギ生姜が最高っす
栃木産のお米・寿司酢に京都の千鳥酢・茨城県産の吟醸醤油など全てにご主人のこだわりが詰まってますね
海老
綺麗に殻を外して綺麗な色合いの海老はプリプリしっとり甘く
イサキ
白身だけど脂がのっていい照り具合だね
赤貝
コリコリサクッと赤貝・貝って最近好きなんだよなぁ
中トロ
シャリが隠れるくらい大ぶりの厚切りなのに口の中では一瞬で消えてなくなる名残惜しさ
小丼
ここは贅沢に雲丹とイクラが丼を覆い尽くしてましたぁ
玉子
自立する固さの玉子焼きはほんのり甘みがある関東風
穴子
ふわふわ柔らかで中トロに続いて口に入れた瞬間にとろけて消えてなくなりましたぁ
お椀もの
自家製手打ち蕎麦に削ったカラスミの味わいがアクセント
甘味
最後はイチゴ・アメリカンダークチェリー・メロンのフルーツ盛り合わせでコースが完了
ご主人だけの完璧なワンオペで接客から調理に仕込みまでこなして・少しずつ拘り食材を使った一品や鮨を堪能できるこのコースは感動的
お店の内装や器も一見の価値があり・気さくに何でも教えてくれるご主人とのトークも心地よく・神楽坂で覚えておきたいお店です
ごちそうさま