前回はシェフの季節のお任せコースだったので今回はアラカルトで色々頼んじゃおうっと
ナッティなニュアンスありながらシャンパーニュに負けないキリッとシャルドネ100%
まずは季節野菜のポタージュからスタート
鰤の照り焼き・豚バラ肉のスパイシー味噌煮込み・鶏せせり南蛮漬け・百合根の白和え・トリッパとニラのチゲ風
どれも普通のおばんざいとは少し違う組み合わせだったり素材だったり
特に奇跡の百合根「月光」の白和えは百合根自体の甘みがしっかりなんです
奇跡のというだけあってメニューにあったらマストオーダーの一品ですな
なかなか生産している農家さんも少ないようでこれは北海道・帯広から仕入れたんだそう
おばんざいに合わせたのは北海道余市町登地区の中井農園の「ナカイ・ブラン」
続いてはおでん盛り合わせ
大根にトリュフバター・玉子といくら・自家製厚揚げにパルミジャーノレジャーノ・近江蒟蒻に田楽味噌
お出汁自体は京風で上品なのでバターやチーズが加わっても繊細で汁まで全部飲み干しました
ハチミツのような甘みが後からくるのでこのおでんやフォアグラにも合うワインだね
これにはロワールのシノン地域のカベルネフランでしたよ
ボリュームあってしっかりな白い花を思わせるみずみずしい飲み口が喉を通っていきますな
やぁ〜やっぱり料理もワインもペアリングも楽しく美味しいムシャムシャいいよなぁ
次は白子のバタークリームソース
冬の食材である白子とワインの酸味が絶妙なクリームソースがめちゃ合いますね
コクがあるんだけど重くならない仕上がりはどうやって作り出すんだろう
これもソースまで全部残さず食べちゃった
抜栓してから30分から1時間が一番美味しくソムリエさんお気に入りの希少なワインだそう
お肉とアボカドもお肉と岩海苔もあまり見ない組み合わせだけどこれがまたいいんです
ジューシーなハラミとアボカドの食感と岩海苔の塩気の組み合わせも上品で美味なんだなぁ
肉に合わせたのは山梨県勝沼のますかっとベーリーAですよ国産ワインも最近多いし美味しいよね
樽の香りがあってジューシーでエレガントでバニラ香がして結構好きかもこれ
そのままもいいんだけど途中からは昆布出汁を注いでリゾット風にしたら至福の瞬間です
食後酒には岐阜にある辰巳蒸留所のお酒を
繊細で素材の味を活かした組み合わせが秀逸な野菜中心のフレンチ和創作料理をまたまた堪能でした
ますます進化を続けるムシャムシャは季節毎はもちろんしょっちゅう通いたくなるお店
ワイナリーやブドウの説明はもちろん生産者の風貌など豆知識も楽しめますよぉ
ごちそうさま
MushaMusha (野菜料理 / 下北沢駅、東北沢駅、池ノ上駅)
夜総合点★★★★☆ 4.3