えーと、今回は難しい話になるので、軽く読みたい人はかなり下のほうまでとばさないといけないので、どうしましょうかね
今回の話は、中山グランドジャンプの話です
2020年の第22回については、競走からいろいろな意見が飛び交っていますね。全部を取り上げるわけではないですが
その中で「なんで、こんな馬場状況でやったんだ。中止にはできなかったのか」というのを見ることが多いです
それは、11頭中3頭が競走中止、うち2頭は障害を飛躍し着地した時に転倒して、シングンマイケル号が死亡したというのがありました
それからなんですよね。上記の意見が多くなることが
難しいながら、個人的にいくつかの推察を書いていきます
1.日程について
このレースは、例年では4月の中山の最終週の土曜に開催されるので、問題はないんですが、春季中山開催はこの2日で終わり、次は秋季開催(例年9月の第2日曜がかかる週)まで期間が開くことになります
そして、グレードレースやトライアル競走(リステッドも?)など一部の競走は中止にすると、別日に順延して振り替えなければいけないのです
例として、2019年のプリンシパルステークス(ダービートライアル)が天候不良で該当レースも含め中止となり、翌週日曜の東京に順延として振り替えられましたね
では、なぜこのレースは順延して振り替えられなかったのかは、次の項以降の解説も必要になってくるので、そちらもね
※例外は、2011年で東日本大震災の影響のため、7月に開催された
2.このレースの距離について
障害レースは、基本的に距離が長く、J・Gというグレードがつくレースでは3000m以上が結構あります
このレースは1999年に施行された当時は芝4100mで中山大障害と同じ距離でしたが、2001年の第3回以降は現行の芝4250mとなっています
そもそも障害レースで4000m以上の距離でレースを開催できるのが、中山競馬場だけなので、選択肢がないようですね。中山競馬場以外では阪神競馬場の3900mの障害レース(3月開催の阪神スプリングジャンプ、J・G2)や京都競馬場の3930mの障害レース(5月開催の京都ハイジャンプ、J・G2)などがありますが、ほかの競馬場で代替開催ができないのです
※2011年のみ芝Cコースの使用となったため、距離が4260mでの開催となった
3.レースの番組表(出馬表)について
土曜日と日曜日のレースの出馬表は、木曜に枠順を附番しない出馬表が出ますが、金曜日発売のあるG1レースは木曜に枠順が確定します。土曜日のレースは金曜日の午前10時ごろに、日曜日のレースは土曜日の午前10時ごろというようにレース開催前日の午前10時ごろに枠順が確定した出馬表が出ます
中山グランドジャンプ開催日の中山第1レースの発走時間のころには、もう日曜日の枠順が確定した出馬表が出ていたので、これも延期・順延できない理由の1つにあったのではないのでしょうか
4.レース当日の状況
レース当日の中山競馬場は、雨が降り、馬場状況は芝・ダートともに不良だった。力のいる馬場だったので、ほかのレースでも良馬場のときよりタイムがかかっていた。中山グランドジャンプは開催できるのか?という疑問もあったが、すでに第10レースまで開催していて、この日の開催打ち切った場合に、翌週以降は東京競馬場と京都競馬場(と先週から開催しているの福島競馬場)での春季開催となり、このレースの距離を開催できる競馬場ではなくなること、過去に不良馬場で開催したことがあること
これらも延期・順延できない理由の1つにあったのではないかという可能性です
5.最後に
これらの複数の条件が重なり、レースが開催されましたが、結果としては最初の部分のような感じになったという風にみています
ここで忘れないでほしいのは、これは一個人の推察にすぎません。間違っている可能性もありますので、決して鵜呑みにしないでください
以上をもって、自分の推察は終わりです