「親が休みの日は子どもを預けて休みたい!」
という問題ですが、
一般企業に勤める方だと
「え?ダメなの?」ってびっくりしますよね。
その問題を考えるポイントは3点あります。
①認可保育園では「保育を必要とする要件」に当てはまるか。
画像は東京都港区ですが、
私が確認した範囲内では、全国的に同じ傾向です。
基本的に、保育が必要な要件を満たさないと
認可保育園の入園申し込みは受け付けておらず、
リフレッシュ目的は「保育が必要な事由」に記載されていません。
(「その他」の解釈次第では、リフレッシュも入るかもしれません。)
多額の税金が投入されているので、
利用できる条件がしっかり決まっています。
ただ、自治体や園ごとに、
常識の範囲内なら
保護者の仕事が休みでも園に預けて大丈夫、
というところもありますので、
事前確認・相談が必要です。
②面倒くさい要件なしの保育施設がある
認可保育園って
多額の税金が投入されているので、
いろいろ条件が面倒くさいんですよね。
そんな面倒くさい条件なく
保護者のリフレッシュ目的で預かってくれるところや
夜間や宿泊込みの施設もあります。
認可外の保育園や、
一時保育などですが、
金銭的な負担が多くなることが多いので
お財布事情が許すようであれば候補になりますね。
③子どもの権利
日本では「子どもの権利条約」をしっかり守らないといけません。
「子どもの権利条約」とは、
子どもの権利を守りましょうというお約束事なのですが、
例えばこんな内容です。
第3条では
「児童に関するすべての措置をとるに当たっては(中略)
児童の最善の利益が主として考慮されるものとする。」
と記載されています。
第18条では
「父母又は場合により法定保護者は、
児童の養育及び発達についての第一義的な責任を有する。」
と記載されています。
第31条では
子どもは休息や遊ぶなどの権利を持っていると記載されています。
保護者がリフレッシュしたり
休んだりすることも重要かと思いますが、
子どもの権利を守るための対策は十分でしょうか?
以上3点を考慮した上で、
各保護者と保育園・自治体で協議・相談して
「保護者の仕事が休みでも保育園に預けていいのか」問題は
折り合いをつけていくものかと思います。