Q早期新生児の生理的黄疸で正しいのはどれか。

1、生後24時間以内に出現し始める

2、皮膚の黄染は、腹部から始まる

3、生後4、5日でピークとなる

4、便が灰白色になる

 

▽新生児黄疸

新生児黄疸とは、新生児の血中ビリルビンが高くなっている状態である。ビリルビンは便として排出するが、新生児は消化器系が未熟であり、ビリルビンの排泄が間に合わず、黄疸となりやすい。

 

☆生理的黄疸

新生児に起こる黄疸のほとんどは生理的に起こるもので、皮膚(胸、おなか、大腿、足先へ広がっていく)や白目が次第に黄色味を帯びてくる。生後2-3日目に出現し、生後3-5日目をピークにして徐々に治まっていく。生まれた直後は真っ黒な胎便であるが、徐々に黄褐色の移行便となっていく。

☆早期黄疸

生後24時間以内に出現。血液型不適合や溶血性黄疸を疑う

 

☆遷延性黄疸

生後2週間以降に出現。胆管閉塞症などの消化管の疾患を疑う

 

▽新生児黄疸の原因

☆ビリルビン産生過剰

ABO血液型不適合、RhD不適合、多血症など

 

☆ビリルビン排泄低下

母乳性黄疸、甲状腺機能低下、胆道閉鎖など

 

▽検査

経皮的ビリルビン濃度測定法を用いて検査を行う

ビリルビン高値である場合には血液検査を行う

 

▽治療

☆光線療法

光を照射することで、ビリルビンを胆汁内への排出を促す。便として排出されるため、浣腸などにより排便コントロールが必要である。便は黒緑色となったり、尿が褐色や黄色に変化する。目に直接光が当たらないように注意する。

 

☆交換輸血

光線療法で対応できない場合、ビリルビンが高い血液を体外へ出し、輸血を行う。

 

答えは3、生後4、5日でピークとなる。である