Q小児期における消化器の特徴で正しいのはどれか

1、新生児期は胃内容物が食道に逆流しやすい

2、乳児期のリパーゼの活性は成人と同程度である

3、ラクターゼの活性は1歳以降急速に高まる

4、アミラーゼの活性は12-13歳で成人と同程度になる

5、出生直後の腸内細菌叢は母親の腸内細菌叢の構成と同一である

 

▽消化器系の発達

☆乳児の胃

胃の形は球形状で、胃底の英政府前、噴門括約筋の発育不全である。吐乳や溢乳がしやすく、2-3歳で釣り鐘状、10-12歳で成人と同じ形状となる。

胃内容量は新生児で約50ml、生後1か月で90-150ml、生後3か月で140-170mlとなる。

☆腸

出生直後の腸内は無菌状態であるが、生後2-3日ごろから腸内細菌叢が形成される。母乳栄養中心の児は、腸内にビフィズス菌が多く、腸球菌や大腸菌は少ない。

 

▽消化酵素の活性

☆唾液

乳児期は少ないが年齢とともに増加する。

生後1年:50-150ml/日 学童:500ml/日

成人:1000-1500ml/日

☆胃液

ペプシン分泌:2歳で成人と差がなくなる

pH:出生時は中性、乳児期はpH2-4

   年齢とともに低下していく(pH1-2)

☆腸液

胎児期に完成。乳児期の分泌量は少ない

ラクターゼ活性:生後一定期間は活性が高いが、授乳期をすぎると活性は生理的に低下していく

☆膵液

アミラーゼ活性:2歳で成人の70-90%

トリプシン活性:2-3歳で一定レベル

リパーゼ活性:2-3歳で成人レベルに達する

 

答えは1、新生児期は胃内容物が食道に逆流しやすい。である