20240323/浪花劇団/浪速クラブ | 観劇録。

観劇録。

芝居の配役とその他少々の
備忘録。



大河一心誕生日前夜祭公演✨
ゲスト出演:里見要次郎/森川竜二/森川煌大
「悲恋地獄 不如帰」
江戸屋清次郎:大河一心
おあき:森川煌大
花板定吉:森川竜二
おふさ :近江新之介
鶴吉:浪花みちや
亀吉:浪花しめじ
江戸屋女中:浪花こころ
座頭:三桝ゆたか
江戸屋杢兵衛:里見要次郎



大店江戸屋の倅清次郎は吉原通いで散財し
果ては遊女を見受けしたが
そのことを父親に許してもらえず、
そればかりか目を悪くして盲目となり
女房のおあきに面倒を見てもらいながら
貧しい暮らしを送っていた。

父の遣いでやってきた叔父杢兵衛が

店に戻るよう諭しても

清次郎は「おあきと一緒でなければ戻らない」

との一点張り。

やむなく杢兵衛は家族との縁切りの金を置いて

その場を後にした。


そこへ、おあきの勤め先料亭ひさご屋の仲居仲間である

おふさが訪ねてきた。

「近所のガキどもがうるさくて亭主が夜眠れない。

 ひさご屋の花板を務める亭主の仕事に差し障るので

 引っ越し先が見つかるまで二階を間借りさせてほしい。」



清次郎はあまり気乗りしないが

おあきが世話になっている相手のことなので

仕方なく承知する。


おふさ夫婦の荷物が運び込まれた頃に

おふさの亭主定吉がやってくる。

初対面のはずのおあきの顔を見て何やら思案顔の

定吉の口から出た言葉が

「お前さん、吉原は松葉屋の花扇じゃないか⁉︎」

なんでも、誘われて行った吉原で花扇を見かけて一目惚れし

その後も思い続けていたという。

おあきは「私には清さんがいる」と拒絶するが

定吉は ここで会ったのも何かの縁だとニヤリとし

おあきに対して良からぬ視線を投げかける。。。



そうして幾日かが過ぎ・・・

おあきは すっかり心変わりしてしまっていた。



中盤までの、新之介おふさの暴走と

一心清次郎のダメ男っぷり!笑笑


そして意外にも(?)杢兵衛叔父さんが、実は良い人だった笑