赤山禅院(京都市左京区) | 三日月の館

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所在地  京都市左京区修学院開根坊町18
山号   -
宗派   天台宗
本尊   泰山府君(赤山大明神)
創建   仁和4年(888)
開基   安慧

 

紅葉が有名な比叡山延暦寺の塔頭です。

 

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【赤山禅院】

平安時代の仁和4年(888)に、天台座主(延暦寺の住職)安慧が、師の慈覚大師円仁の遺命によって創建した天台宗の寺院である。
本尊の赤山明神は、慈覚大師が中国の赤山にある泰山府君(陰明道祖神)を勧請したもので、御神体は、毘沙門天に似た武将を象る神像で、延命富貴の神とされている。
後水尾上皇の修学院離宮行幸の際には、上皇より社殿の修築及び赤山大明神の勅額を賜った。
この地は、京都の東北表鬼門に当たることから、方除けの神として人々の崇敬を集めている。
また、赤山明神の祭日に当たる5日に当院に参詣して懸取りに回ると、よく集金ができるといわれ、商人たちの信仰も厚く、このことから「5日払い」といわれる商慣習ができたと伝えられている。
閑静なこの地には、松や楓が多く、秋には紅葉の名所として多くの人でにぎわう。

京都市

 

最寄駅は叡山電鉄修学院駅です。
白川通を北上。
やがて、赤山禅院左折の表示。

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正面に比叡山が見えます。
音羽川沿いの修学院離宮道を進む。

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やがて、石碑の建つ三叉路に到達。

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「左 赤山道」と書いてある。

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よって、左折します。

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やがて、「赤山大明神」と書かれた鳥居が見えてきます。
後水尾天皇の勅額です。
寺なのに鳥居。
神仏習合なのだろう。
右折します。

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溝に何か…
お地蔵さんでした。

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「赤山明神 是より六丁」の石碑。

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「我邦尚歯会発祥之地」の石碑。
赤山禅院が創建される前、この地は平安時代の公卿南淵年名の小野山荘がありました。
そして、この地で日本最初の尚歯会が行われました。
尚歯の尚は尊ぶ、歯は年歯(年齢)、つまり尚歯会とは敬老会の意味だそうです。

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境内には、「小野山荘旧跡」の碑が建っています。

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山門を潜る。

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紅葉の参道を進む。

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赤山禅院に到着。

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境内図。

https://livedoor.blogimg.jp/kanezane2/imgs/c/9/c9dd406c.jpg

手水舎。

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拝殿。
屋根の上には、鬼門除けの猿がいる。
御幣とかぐら鈴を持ち、皇城(京都御所)を守護しているという。
かつて夜な夜な悪さをしたため、逃げ出さないよう金網の中に入れられているそうな。

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拝殿の西側にある本地堂(地蔵堂)。

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寒桜と紅葉。
奥には銀杏。

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本殿へ。
正念誦を潜る。

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願い事が彫り込んであるので踏んではいけません。

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密教は難しいので、説明板をお読み下さい。

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本殿。
赤山大明神を祀る。
「皇城表鬼門」の木札が掛かっている。

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本殿に鎮座する狛犬。

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反対側。

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本殿西側の十六羅漢。

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他にもたくさんいました。

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弁財天堂。

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本殿裏を通って本殿北側へ。
川が流れる。

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稲荷明神。

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本殿東側には池がある。
ほとりには茶店も。

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池の北に福禄寿殿と朱印所。

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都七福神の一つ。

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お姿みくじ。

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おみくじは読んだらまた元に納めて飾っておくといいそうです。

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奥へ進む。

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紅葉がきれいでした。

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登って行く。

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八幡大菩薩・天照皇大神宮・春日大明神。

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金神社。

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十禅師権現・住吉大明神・新羅大明神・加茂大明神・平野大明神・西宮大明神・松尾大明神。

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夫婦和合の神、歓喜天。

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縁結びの神相生社。

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2つの鳥居が並んでいるのは、夫婦鳥居と呼ばれ、手をつないで通った二人は結ばれる、との言い伝えがあります。

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この辺りも紅葉がきれいでした。

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気額発祥地の碑。
占術の一種らしい。

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御滝堂、駒滝不動尊。

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薬師。

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延命地蔵。

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雲母不動堂。
比叡山延暦寺と赤山禅院を結ぶ雲母坂(きららざか)にあった雲母寺(うんもじ、明治に廃寺)の本堂と本尊・不動明王が移されたものです。

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還念珠を潜る。

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最後に御朱印。

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紅葉のきれいな塔頭赤山禅院でした。

 

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