袋城(駿河国) | 三日月の館

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登城日 2010年 6月10日(木)晴
難易度 ☆
場所   静岡県静岡市清水区本町3-1

 

江尻城へ行った際、たまたま知りました。
伊豆を拠点とする北条氏の水軍に備えて、巴川河口に築いた武田氏の水軍基地であり、本格的水軍基地としては日本最初だそうです。
 

【清水港の歴史】

清水港のルーツをさかのぼってみると、最初は原始的な渡し場であったと考えられます。日本書紀によれば斎明天皇(660年)の頃、百済援助の軍船が清水港周辺で造られ、多くの軍兵が出発したと推測される記録があります。平安時代には避難港として、戦国時代には武将たちの戦略の要衝としての役割を果たしました。文亀元年(1501)に今川氏が駿府に本拠を置いてからは、清水は砦(とりで)としてその水軍が管理しました。その後、武田信玄が浜清水に袋城を築き、軍事基地として軍船を建造しました。慶長10年(1605)、徳川家康は軍事上、海上交通の要衝と考え、袋城を埋めて港町を作りました。港の中心は巴川岸に移り、江戸、大坂をはじめ東海各地との物資輸送の中継基地・清水湊として多くの廻船でにぎわい、大きく発展。明治11年、明治新政時代を迎え、清水波止場が作られました。明治29年開港外貿易港指定、そして明治32年には開港場指定となり、清水港は国際貿易港として記念すべき近代化の一歩を踏み出したわけです。

(清水港湾事務所HPより) 

 

最寄駅は静鉄新清水駅です。

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線路沿いを西へ行くと巴川に出ます。
この鉄橋は随分低い。
日本一低い鉄橋らしい。

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静鉄の鉄橋は1.8m。

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北側のJRの鉄橋は1.6mしかない。

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それでも、ビュンビュン車が通って行きます。

 

巴川を河口へ向かって下る。
千歳橋を渡って西岸へ。
こんな所に「六本木ヒルズ」を発見!

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さらに河口へ向かって南へ進む。
八雲神社の鳥居は随分低い。
埋まっている感じ。

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萬世(よろずよ)橋、八千代橋を過ぎ、富士見橋の南側に袋城があったと云う。
富士見橋から見る。

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特に何も城らしいものはありません。
かつては、巴川を埋め立て半円状に突き出した城で、西に角馬出を設け、東側に船溜まりがあり、軍船が停泊出来るようになっていた。
こんな船が停泊していたのでしょう。
(フェルケール博物館に展示されている武田水軍の模型)

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袋城の中心に鎮座する上総稲荷神社。

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この神社の前に、どこぞの城と同じく石が置かれていました。

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袋城は、別名清水城と云う。
永禄12年(1569)に馬場美濃守信房が築城。
この石は、何の石なのでしょうね?

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付近を見ても、この石以外に袋城にまつわるものは見つけられませんでした。

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対岸から見る。
家康が埋めて港町を造ってしまったのが残念です。

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河口に架かる港橋から見る。

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袋城さようなら。
江尻城と違って、案内板が全く無かったので想像力が働かなかったです。

 

(おまけ)

 

フェルケール博物館は、巴川の東岸にある。
港の博物館です。

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清水はやっぱりサッカーの街なんですね。

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エスパルスドリームプラザ。

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1階には清水すし横丁がある。
10店舗近くの店があり、新鮮な寿司が味わえます!
(曜日と時間帯が悪かったのか、開店休業中でした。)

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2階には、清水すしミュージアムがあり、寿司の歴史が学べます。
ここに来れば、すし博士になれるわけです。

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3階には、ちびまる子ちゃんランドがあります。
清水はちびまる子ちゃんの舞台ですから。

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お土産はちびまる子ちゃんだらけでした。

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これは何だ?

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NHK静岡の「しずくん」です。
しきりに宣伝していましたが、知らないなぁ~

 

最近はご当地B級グルメブームなので、「清水もつカレー」を売り出し中ですが…

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これも知らないなぁ~

あれこれ宣伝するとかえって解らなくなる。
サッカー、ちびまる子ちゃん、すし、そして清水次郎長で十分かと。
清水次郎長については後日。