小田城(常陸国) | 三日月の館

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登城日 2003年 秋 晴
難易度 ☆☆
場所  茨城県つくば市小田

 

小田城は鎌倉時代に宇都宮氏一族で常陸国守護八田知家によって築かれた。
小田城が一躍有名になったのは、南北朝時代に北畠親房が籠城し、関東における南朝方の拠点となったときである。
小田城は筑波山の麓にある。
なのに、山城ではなく平城である。
小田城へは、つくば駅からバスに乗り換えます。
説明板。

保存を推進している。

発掘により解ったことが書かれていました。

本丸の様子。
南側に櫓台がある。

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近づいて行くと、あれ~何だ、この窪みは。

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昭和62年に廃止された筑波鉄道筑波線の線路跡だそうです。
何もここを通らなくても良かったのでは。
線路跡は土浦まで続いています。
今はサイクリングロードになっています。

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櫓台へ登る。
本丸を見下ろす。

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サイクリングロードはさすがに、小田城を迂回しています。
その脇の窪みは堀跡。

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堀から見るとこんな感じです。
良く残っています。

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小田城東南から北虎口方面を見る。

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小田城東南から本丸を見る。

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本丸北虎口跡。

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北虎口から見た堀跡。

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城の中を鉄道が貫通しているのは、三原城福山城白河小峰城でも同じ。
当時は鉄道が優先されたのでしょう。
城は街の中心にあり、まさに交通の要衝なのですから。
しかもスペースが空いていたわけですし。
しかし、廃線跡は珍しいのでは。
城跡は歴史的遺産であるが、今となっては廃線跡も歴史的遺産になってしまい、埋め立てることも出来ないだろう。