登城日 1回目 2004年 3月11日(火)晴
2回目 2007年12月 9日(日)晴
難易度 ☆☆
場所 東京都八王子市元八王子
八王子とは、平安時代に京都から訪れた妙行(みょうこう)という学僧が、現在八王子城がある深沢山の山中で修業している際に牛頭天王と八人の王子に出会ったことから、深沢山と八つの峰に祭祀を建て、そこから八王子信仰が始まり、いつしかその周辺が「八王子」と呼ばれるようになったそうです。
八王子城は、現在のJR八王子駅の周辺では無く、元八王子と呼ばれる地区にあり、最寄駅はJR高尾駅です。初めて行った時は八王子駅から近くへ行きそうなバスに当てずっぽうで乗り、途中で間違いに気づき、延々と歩きました。
高尾からだと、バスが10分間隔で出ています。
八王子城周辺には霊園が多い為、バスが多いのです。
(八王子城も心霊スポットらしい。怖いですね。)
「霊園前」で下車。
中央高速横の坂道を延々と登っていきます。
正面が八王子城のある深沢山です。
道の突き当たりに宗関寺があります。
秀吉の八王子城攻めのときに城代として城を守った横地監物吉信の屋敷跡に建っているそうです。
道が食い違い虎口のようになっているのはそういうことか…と勝手に想像してしまいました。
しばらく歩くと八王子城管理棟が見えます。
ここが八王子城登城口です。
ここで、スタンプget。
スタンプは外に置かれていますが、定時にはしまわれてしまうようです。
(早朝に行ったら無かったので)
地図は必ず持ち歩きましょう。
道に迷います。
さて、最初に本丸を目指します。
まず最初に下段が土塁に囲まれたあしだ曲輪があります。
二三段になってます。
上段にはお寺があります。
鳥居をくぐって先に進みます。
鳥居の横に石垣がありました。本物でしょうか。
金子丸までは小さな曲輪が段々に連なってます。
春には梅がきれいです。
金子丸は金子家重が守備していた曲輪で、古道は必ずここを通らないと上へ行けないようになっていたそうです。
新道と旧道が合流する柵門跡を通過し、どんどん登って行くと、突然視界が開けます。
ここまでくればもう少しです。
本丸下にある八王子神社です。
横の高台は松木曲輪です。すべりやすいので注意!(尻もちつきました。)
松木曲輪の下には石垣があります。必見です。
本丸へは八王子神社裏の細い道を登って行くとすぐに到達します。
ここで、下山してもいいのですが、(ほとんどの人はそうします。)大天守跡を目指しました。
松木曲輪の先に少し下って行く道があります。途中に井戸があります。
最初に分かれ道が見えてきます。
「通行止め」と書かれています。行かないように!
私はそのまま無視して進んで道に迷ってしまいました。
その分かれ道のすぐ下に大天守跡へ行く本当の道があります。
その道を進んでいくと、道の横に石塁があるところに来ます、まるで登り石垣のようです。
その先が大天守跡です。
石垣が少し残っています。
ここで引き返しました。
一気に降りて、今度は御主殿を目指します。
現在曳橋付近が改修工事中で立ち入り禁止です。
御主殿前にある御主殿の滝。
豊臣軍に攻められ落城した際、自刀し身投げした将兵や女子供たちの血で三日三晩赤く染まったとか。
御主殿跡。
御主殿跡の奥から山王台経由で登城すると、石垣群が見れたそうだが、2回とも見逃しました。
御主殿跡から見た曳橋。(写真は前回のもの)
御主殿跡への登城口。(写真は前回のもの)
最後にスタンプ。
ちょっと長くなりました。
これで八王子城は終わりにしたかったので。
個人的には、100名城の中で一番足が向かないお城です。
七尾城は、しんどいですが、頂上に見どころがたくさんあり疲れが吹っ飛びます。
八王子城は本当にしんどかったです。