■春一番
大当り確率:235分の1
出玉:2400個
連チャン率:25㌫ 大当り終了時のアタッカーが閉まった時のタイミングで4つあるモードに振り分けられる

天国モードは大当り確率が約8分の1
他3つのモードは 235分1

最終ラウンドでアタッカーを閉めるべきタイミングが諸条件によって決まっているから、逆算して、タイミングの合致したラウンドからアタッカーを【フルオープン】させる

■フルオープンとは
等価交換店のデジパチの台で起こりやすい現象

というのでは、わかりにくいか

大当り中、アタッカーに玉を少ししか入れず、最大秒数開けておくこと

例えば、10個入賞又は20秒で1ラウンド終了の場合、9個以下しか入賞させない様にして、アタッカーが規定秒数で閉まるまで待つということ

■話をもどす
デジタル上部の赤いヤクモノをみれば、4つの内、現在 どのモードに滞在しているかが判別できた

ランプは、外側と内側の2ヵ所あり、外側は明るいから【強ランプ】、内側は見にくいから【弱ランプ】と呼んだ

判別は、デジタル停止中と回転中にできた

馴れるまでは、停止中の判別が簡単

天国モードの場合は、停止中回転共に【強】⇒【弱】⇒【消】⇒【強】⇒【弱】⇒【消】…という点灯状況だったと思う

天国モードを仮にモード4とする、
朝一電源オンすると、必ずモード1の状態であった
モード1は【強】⇒【弱】⇒【強】⇒【弱】…

大当りすると 八木節?という民謡が流れる、4ビート

大当り中に【強ランプ】がその4ビートのどこかで規則的に点灯する 大当りごとに そのランプはどこで点灯するかわからない それを見極めるのも必要であった

■手順

①当たる前にどのモードか確認

②当たったら、強ランプが何ビートで点灯するかを 見極める

③それに応じた 乱数表を使用して 各ラウンドのアタッカーを閉めるタイミングをチェックし、合致したら以後最終ラウンドまでフルオープン

これが、音を利用した方法。音が鳴り、ランプが切られていなければ、乱数表をしのばせて攻略可能

私は春一を打っているうちに、乱数表を全て覚えた

攻略初期はそれ専用の体感器が出回り、私も購入して機械に頼りきっていたが、金沢で知り合った東京の【D君】は当初から機械なしで実践していた

体感器には、乱数表が全て入力されていて、打ち手は、自分の台の現在の状態を入力し、アタッカーがしまるタイミングを入力して(本当は、ラウンド間の画面表示で数発の花火が打ち上げられるのだが、3発目が打ち上げられたタイミングがアタッカーが閉まる時と同調していた。アタッカーには玉が載りやすく重みで閉まりが遅れる台があったので、その辺りの見極めも技量の一つだった)、タイミングの合否を振動で知らせてくれるのだ

合否判定を入力すると、
【少し早い】:振動1回
【合格】:振動2回
【少し遅い】:振動3回
【論外】:振動4回

確か 上記の様な判定だった

しかし、体感器に頼るのは、この春一番に関して言うと、賢明ではないと途中で気付いた

際どいタイミングの見切りが機械では、信用ならないのだ
厳密には 機械にタイミングを入力する 人間の誤差が判定に影響を与えるのだ
目でアタッカーの閉まるタイミング又は 花火のタイミングを計り、それを指で入力するので、当然誤差が生じるのである

横道にそれるが、私が関わってきた時代においては、攻略が発覚した段階で(セット打法の様な期間限定のネタは除く)とりあえずプロが一斉に動き、一旦は店側も厳しくなる

その後 気を抜く店が出てくるのでそれをいかに見つけて つぶさない様に立ち回れるかが、とても大切と考えている

ネタの出始めは 同業者なら誰でもだいたいは 稼げる(春一やアレマンは、断念した人がいた) しかし、その後が本当の勝負 腕の見せ所だ

一つの機種を追い掛けると 色々な事がみえてきて 本当にレベルが上がり 効率がよくなる

一番感じたのが、アレマンであった

一般的には1997年に終わったネタで最期の方は かなり自身をもっていたが、私に関しては例外で、あの店で2006年までしつこく追い掛けた結果
どんどん進化していったのを身をもって感じたのだ

これは 言葉では表すのが難しい
わかる人には わかる

タカボンさんが、ヒラ打ちの技術面で時々私には説明をしないことがあったが、それは、私のレベルが低い為、説明しても理解が得られなかったと思ったからではないだろうかと推察している