第一作目は,宇宙軍の英雄でありながら,罪無くして処罰されそうになり,仲間とともに軍を脱走するまでの経緯が語られた。

本作は「その後」どうなったかである。

最近のミリタリーSFは,兵站部門がリアルで,今回も燃料がどうとか,職員の生活についてとか,色々考えて海賊を狩る海賊を目指す主人公。しかし,その結果は・・・という物語である((((((ノ゚⊿゚)ノ


SF娯楽小説だけど,軍記物としても読める面白い作品でした。

その後,彼らはどうなったのか・・・ますます続きが気になる作品です。


もう少し宇宙戦闘シーンが増えたりすると,さらに面白くなるかも。

ただ,原作がそうなのか,翻訳がせいなのかわからないけど,風景や状況を感じさせる文章表現が少ない気がする(@ ̄Д ̄@;)


読まれる方は,是非行間を想像もしくは空想で埋めて読んでみてください。

スターシップ〈2〉海賊 (ハヤカワ文庫SF)/マイク レズニック
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逆説の日本史13 近世展開編 江戸時代鎖国の謎 (小学館文庫)/井沢 元彦
¥690
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いよいよ本作も鎖国をテーマにするところまで来ました(単行本では,とうに出てましたが。)


日本は,何故,「鎖国」したのか,また,できたのか。というのが,今回のテーマですね。


よく言われる日本人の島国根性や,外交下手の原因は,この「鎖国」が何故行われたのかということを,明確に理解していないと,直すあるいは,踏まえた上で,行動することが難しいのではないでしょうか。


歴史の授業では,ただ「鎖国」という事実のみを教えられ,何のためにしたか,また,どうしてそれが可能だったのか,江戸末期に「鎖国」が維持できなかったのは,何故か。そういうことがすっぽり抜け落ちています。

大学で専攻して知るのではなく,自国の歴史ですから,その辺をきちんと理解し,世界と相対できる「日本人」を造りたいですね。


歴女もですが,歴史に興味ある人が増えることは良いことですが,戦国や幕末の特定時代,さらに人物のみを知り,全体の把握がおろそかになるのは,歴史を知るということとは,また異なるようにも思います。


そんなことを考えさせられる本作でした。


あと,コミックですけど,

風雲児たち 幕末編 11 (SPコミックス)/みなもと 太郎
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ローマ人の物語〈38〉キリストの勝利〈上〉 (新潮文庫)/塩野 七生
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ローマ建国から,帝国としての繁栄,そして崩壊までを語る本シリーズもだんだん終焉に近づいた感が濃厚な本作です。

前作では,分裂しそうな帝国の維持と帝位の格付けのために,キリスト教の有効活用を導入したコンスタンティヌス帝を取り上げ,本作は導入されたキリスト教と,それにより変質したローマ帝国を語っています。

ローマ人の物語〈39〉キリストの勝利〈中〉 (新潮文庫)/塩野 七生
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正直,政教分離が建前の社会ですが,世界を見れば,今も宗教対立はあるし,特定の宗教団体が政治団体化したり,国を統治したりしているのは,目にします。

それを是とする同国あるいは同民族はよしとしても,他国と関わる場合,あるいは,複数の民族で構成する社会では,弊害があると思います。

著者が,本シリーズで再三語っている「ローマらしさ」,「ローマ人の寛容さ」が喪失されるとともに,ローマ帝国という共同体の生命力も弱っていったとしか思えませんね。


ローマ人の物語〈40〉キリストの勝利〈下〉 (新潮文庫)/塩野 七生
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日本でもテロ団体と化したオウ○真○教の記憶は新しいところです。人が心の平安を求めることと,宗教の戒律や教義を他者に強いることの区別がきちんとできるようにして欲しいですね。

また,人が信じるモノを,強制的に否定せず,その存在を認める寛容さは,社会だけでなく個人個人が持てるようになることが,これからは必要だと思いますね。理想ですが。