メンテナンス日記Conga(コンガ)とBata(バタ)です!! | 金武功のブログ

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打楽器奏者 金武功のブログです

すっかり涼しくなった関東は湘南地区です


辛うじてまだ、最後の一絞りといった程で
蝉が鳴いておりますが
随分と静かになってきました


そうそう
蝉と言えばこの夏 初めて見たのですが


いつもくる3羽ほどのカラスが
蝉を追いかけて
餌にして食べているではありませんか



追われる蝉は、と言えば
まあ勿論
追われれば逃げるのですが


カラスが来て実際に襲われるまではというと


すっ!

 

 

 

 

静かに泣き止んだりして
恰も身を潜める様な雰囲気など醸し出すわけです

 

 

 

ふむふむ

そんなモノかなぁ
などと思って眺めておりますと
カラスと蝉の攻防戦が始まります



やっぱりカラスって賢いんですね

 

 

 

一先ず蝉が沢山 留まっている木の枝に音もなく留まると
蝉が一瞬
水を打った様に

 

 

すっ!

 

 

と静まるわけです

 

そこにタイミングを見波からったか、どうかは知りませんが
カラスが威嚇的な声で 一つ 二つ くれますと
驚いた蝉 何匹かが 上手いこと四方八方に飛び出す


そこをすかさず3匹ほどのカラスが追って捕まえるのです

 

 

その捕獲率の高さは
見ていて本当に驚くべきものがあります!


大体
捕まってました

 

 

 

嬉しいです!



うちは本当に蝉が煩くて敵いませんので! です

(度々このブログでは書かせて頂いておりますが)

 

 

いやー
初めてカラスが好きになった

 

 

「この夏の思い出です」

 

 

以前から

例えばグーグルの検索などで




「蝉 天敵」

 

 

 

とか

 

 

 

「蝉 駆除」

 

 

 

とか入れていた僕です

 

 

 

とてもいい  夏の「おもひで」になりましたぁーー!

 

 

 

 

さてさて

今回は
またまたメンテナンスの記録



「conga」(コンガ)

 

 

 

 

 

「Bata」(バタ)編

 

 

 

でお送り致します!

 

 

 

 

言うまでも無く楽器はお仕事の道具でもありますので

当然 実益も兼ねているわけですが

生活的には早起きの習慣をつけるのにも役立っている

楽器のメンテナンスですが

今回ピックアップする「conga」(コンガ)と「Bata」(バタ)以外でも

 

 

ジャンベ2台 

 

前回のブログに載せたボンゴ以外に

ボンゴ1台

 

そして

 

ペルーの打楽器 ボンボが同時進行中


この先も その他の楽器があって

この年明けからスネアから始まったテーマ

「メンテナンス日記」ですが

 

メンテナンス自体毎日できるわけでもないので

まだまだ先が長そうです

 

 

 

 

それでは、まずは

コンガから行って見ましょう



このコンガ

彼此25年くらい前に買った
LP社製 クラシック

 

と言うモデルです

 

 

長年使って来て過酷な現場もいろいろありました

 

 

 

そしてとうとう!



ヒビ



そう
クラックです

 

それも

認識していた箇所以外にも2箇所

 

 

 

クラックの補修は少し特殊な道具が必要であったりして

私のような素人には難易度が少し高めですが
今回はそう言ったプロの業者さんには頼らず

自分でやることにしました

 

 

 

と言うことで まずは道具!




こう言う形の

「クランプ」

 

 

 

 

「タイトボンド」

 

 

 

 

 

それから
手に入らないものは自作しました

 

 

 

クランプとコンガの間に挟むパッキン的役割のものです

 

 

 

切りましてー!

 

 

 

コンガのボディの湾曲に合わせて

こちらにもRをつけて行きます

 

 

 

ワインボトルにサンドペーパーを巻きつけて削りましたよ

 

 

 

水で希釈したタイトボンドを少しづつ

クラックの隙間に浸透させて行き

 

 

 

 

先ほどのクランプと自作したパッキンで

こんな風に固定して行きます

 

 

 

 

数日乾くのを待って

修正箇所を軽くサンディングして
アクリルのクリヤで塗装




それから

コンガ数台を並べて演奏していると
どうしてもコンガ同士 金属部分でボディを疵つけてしまって

できた痕

 


 

そんな疵痕も

アイロンで温めて元の塗装を剥がしてから

サンディングして塗装!



クラックなど直して見て気づいたのですが
やっぱり少し芯になるべき所の音が細くなっていたのか
しっかりとしたミッドレンジが気持ち良く
出るようになりました!



よかったーーー!

 

 

 

 

 

 

さて

お次が

 

 

 

 

「Bata」(バタ)

 

 

 

 

Mainlと言うメーカーのFRP製のもの
ドイツのメーカーですが


made in Thailand

 

 

 

今やどこのメーカーも殆どがこれ

自国で製造するよりも安いのですが
品質は落ちる気がいたします(個人的見解です)

 

 

 

このバタ

抜けが悪く音もスッカスカ

 

 

 

こんなこと書くと

 

 

 

 

なんで買ったの?????



なぁーんて思われる方もいらっしゃると思いますが
それは後々 明らかにして行きたいと思います!

 

 


今回は
極厚のヘッドに変えることにして見ました


ヘッドを変えるに当たって
ボディのメンテナンスもすべく
付いている金具類を全て外してみると・・・




なんと!

 

 

 

 

金具で隠れていた部分には


穴あけ失敗箇所あり

 

 

 

 

穴こそ空いていないが
この中央に入ってるFRPボディの合わせの部分の線に

沿って 落ち込んで薄くなってしまっていて
 




内側から覗くと光が透けてしまっている状態

 

 

ボディの内側から日に翳すと

こんな感じです

 

 

 


そりゃ鳴るわけないよなー(怒)

 

 

 


ツアーで行って空き時間に立ち寄った

滋賀県の中古楽器屋さんに

綺麗なまんま置いてあって
お店の方も

 

 

「これなんて言う楽器なんでしょうか?」

 

 

みたいな感じなところを
連れ帰って来たBata(バタ)

 

 


少し乱暴に言うと
大体こう言った打楽器って

ボディがまあまあ ちゃんとできていて
シェイプがよければ
後は

良い皮(ヘッド)に
適切なチューニングでバッチリなってくれるものなので

(全てではありませんが)

 

 

うちに迎えて後にヘッド変えて
良い感じにしよー!


なんて気持ちでおりましたが



いやはや

これは酷い!




しっかし!

 

ここで諦めることはできません!!!!

 

 


遠くはるばる異国のタイから
紆余曲折を経て

うちに来てくれた楽器

 

 

きっと前の持ち主さんは滋賀弁か大阪弁で



「なんやこれ!一向に鳴らへんやないか!」

 

 

 

と言って手放したに違いありません

 

 

 

そんな君を
私は手放したりしません!



まずは
こちらの

 

 

「プラリペア」

 

 

このキットを使ってボディを補修

きっとしっかりとボディが鳴るように!


そして先日楽器屋さんで厳選させていただきました
厚手の皮(ヘッド)

 

 

大きい方

 

 

小さい方

貼る前

 

 

 

 

尊い命をいただいてできている本牛皮ですから
無駄になりませんようにと祈りつつ

張り替えました!

 

 

 

ザガザン!

 

いいかんじですぅぅぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅうう!!!!!

 

 

 

 

いいかんじですぅぅぅぅぅうぅぅぅうううう!!!!

 

 

とても!



いいかんじですぅぅぅぅぅううううう!!!

 

 

 

 

ちょっと今回のブログ長くなりすぎちゃったのでこの辺で

 



さよならーーー!