下の瀬を目指し、江田神社から県道11号線をさらに南へ。

「しかしここまで順調にき過ぎて(道路渋滞なし、道迷いなし、栄養軒さんでの待ち時間なし)、かなり時間に余裕ができたな。」ならばと、かねてより気になっていた一葉稲荷神社にお参りしていくことにしました。

 

<一葉稲荷神社>

 

一葉稲荷神社は、第12代景行天皇の勅により禊祓いの聖地・日向の橘の小戸の檍原に創建されたと伝えられる古社。現在の場所に遷座されたのは寿永年間(1182年~1184年)のこと。この頃境内の松原に一葉の松の木が見つかり、禊祓の聖地であり住吉の神の神威の顕れとされ、一葉の名の由来になったそうです。

 

<境内の松の木>

 

通常松の葉は2本。1本の松葉は縁起が良いとのことで、わたしも探してみたのですが、そう簡単に見つかるものではないですね。魂が抜ける

  

鮮やかな朱鳥居をくぐり、

 

<連なる朱鳥居>

 

手水舎で身を清めようとして

 

<手水舎>

 

えっ、亀?!ガーン

 

<水口の亀>

 

あまりにリアルで一瞬本物かと思っちゃいました。あせる

 

もともと禊祓いの地にあったと思うせいでしょうか、

 

<清々しいまでにすっきりとした境内>

 

辺りに漂う空気が、先に訪ねた住𠮷神社と江田神社に似ているように感じました。

 

拝殿前にて二拝二拍手一拝。

 

<御社殿>

 

お祀りするのは倉稲魂命(衣食住殖産の神)。配座に猿田彦命(道開きの神、交通安全)、塩土老翁命(智恵の神、海水に縁が深い、安産厄除け等の神)、大国主命(福の神、縁結び)。

天孫降臨の先導役を務めた猿田彦命、山幸を海王の宮に案内した塩土老翁命、そして「因幡の白兎」の大国主命。神話に登場する神さま大集合で、「古事記」好きかねし、ワクワクが止まりません。ラブラブ

 

<お隣に祀られる末社・えびす神社(事業繁栄の神)>

 

「因幡の白兎」といえば、こちらにも白うさぎ様がいらっしゃいます。

実は一葉稲荷神社に伺った理由のひとつに、この白うさぎ様にお会いしたいというのがありまして。拝殿から本殿の裏に周り

 

<本殿>

 

軒を見上げます。

 

<白うさぎ様・・・?>

 

・・・スマホカメラの限界。ガックリ

すみません、神社さまHPからお借りします。こちらが白うさぎ様です。

 

<白うさぎ様(一葉稲荷神社HPより)>

 

寛文2年(1662年)日向灘冲で発生した外所地震でこの地に大津波が押し寄せたとき、突如現れた白うさぎが波を跳ね除け災害より守ったという(実際、安井豊・田辺剛著「日向灘の外所地震津波調査について」の地図を見ると、ちょうど一葉稲荷神社辺りでその被害が止まっているのが解るらしい)―

この伝説をモチーフにしたのがこちらの彫刻で、当社に残っていたのを神社建て替えの際彩色し新社殿に設置したのだそうです。

波の間を軽やかに跳ねるお姿を見ていると、どんな災難も跳ね除けていただけそう。ありがたく手を合わせました。

 

<早くも咲いていたツツジ>

 

昨年最強開運スポットとしてメディアに紹介され、一躍注目を集めた一葉稲荷神社。しかし年が明けた今も次から次に参拝者が訪れ、たくさんの人に崇敬されていることが伺えました。今回お参りすることができて本当によかったです。にっこり

 

<狛狐さま>

 

最後に銭洗い神社にお参り。

 

<銭洗い神社>

 

【銭洗い】

参拝後、こちらのご神水でお金を洗うと金運が向上するという江戸時代からの習わしがある。本来財宝を洗うということは、心身の不浄を祓い清める「みそぎ祓い」の行を意味する。(案内板より) 

しっかり500円玉を洗わせていただいて、

 

<御親切にザルまで用意されている>

 

下の瀬に向かいました。 

 

・一葉稲荷神社:宮崎県宮崎市新別府町前浜1402 HP