住𠮷神社から県道11号線を南に、江田神社を訪ねました。
<江田神社>
中の瀬とされる禊池の近くに鎮座する江田神社は、「みそぎ発祥の地」「祝詞発祥の地」として知られています。
<駐車場にある三貴子誕生をモチーフにしたモニュメント>
鳥居から真っすぐ伸びる参道、
<桜が咲く江田神社参道>
その脇には早くもシャクナゲの花が。
<参道に咲くシャクナゲ>
まだ3月なのに、やっぱり宮崎は暖かいんだなぁ。
創建不詳も、『延喜式』にその名があることから歴史の古さが伺える江田神社。
古色蒼然とした佇まいに、桜が花を添え美しい・・・
<江田神社境内>
境内には2つの御神木が。
1つは参道そばにそそり立つ大きなクスノキ。
<御神木のクスノキ>
幹の下の方にあるコブに触れると強運を得られると言われているそうで、これまでたくさんの人に撫でられたのでしょう、テカテカに光っていました。(わたしはちょっと恐れ多くて触れなかった)
もう1つは社殿左側にあるオガタマノキ。
<オガタマノキ>
天岩戸伝説に登場するこの木があるのは、天照大神さまがお生まれになった(神話では伊耶那岐命が左目を洗ったときに生まれたとされる)場所だからかな?
<オガタマノキの根に咲く花>
手水舎で身を清め、
<手水舎>
拝殿前に進み二拝二拍手一拝。
<御社殿>
祀られるのは伊耶那岐命と伊耶那美命。
火の神を生んだことで神去った伊耶那美命を黄泉の国から連れ戻そうとするも、失敗した伊耶那岐命は千曳の岩を挟んで別離を宣言したという―
別れ別れになってしまった二柱の神がこうして禊の地に一緒に祀られていることは何か意味のあることなのか・・・ わからないけど、わたしはなんとなくうれしくて。
こちらにお参りすると身が清められる思いとともに、どこか安堵してしまいます。
<拝殿に見られる龍の彫刻>
幸い雨が止んでいたので、禊池まで行ってみることにしました。
<社殿左にある禊池への道>
杜を抜け、
<鎮守の杜の道>
阿波岐原森林公園へ。
<阿波岐原森林公園>
きれいに整備された園内を、案内標識に従い歩いて行くと
<園内に咲くツバキの花>
<足元にはハナニラ>
スコーン!と視界が開け、禊池が現れます。
<禊池>
禊の地らしく、この場所に立つといつも清々しい風が吹き渡るのを感じる・・・
不思議なことに、禊池に着いた途端雨が降り出しました。
【禊池に降る雨】
水面を打つ雨の音は泡のはじける音に似て、思わず神々誕生のシーンと重ねてしまう。神秘的な風景を前に、しばし雨音に耳を傾けました。
美しい松林を歩き、
<たくさんの松の木が並び立つ様が圧巻>
天照大神はじめ九柱の神を祀るみそぎ御殿にお参りし(二拝八拍手一拝)、
<伊勢神宮の御神霊を祀るみそぎ御殿>
最終目的地・下の瀬に向かいました。
・江田神社:宮崎県宮崎市阿波岐原町産母127
・禊池:宮崎県宮崎市阿波岐原町 阿波岐原森林公園内