キャンプの朝は案外忙しい―
キャンプ場のチェックアウトは大抵10時~11時。7時に起きたらシュラフとマットを片付け、それから朝ごはんを作って食べると大体9時頃で、一息ついたら撤収に取り掛からなければならない。(単に手際が悪いという話も・・・)
「1度でいいから撤収を気にせず、まったり朝を過ごしてみたいなぁ。」と思っていたところ、ありました!そんな夢のようなキャンプ場が♪
それは「高遊原プレーンキャンパーズ」!
昨年7月熊本県西原村にオープンしたキャンプ場なのですが、休前日を除いてレイトチェックアウト可能、午後4時までステイできるとか。
さすがに帰れなくなるので4時までは無理だけど、このプランだと朝ゆっくりどころかお昼ごはんも食べれるゾ。
というわけで、速攻で予約しました。
楽しみに待つこと1ヶ月。迎えた当日2月25日(日)はあいにくの空模様。日田の相方実家からの出発だったので小国経由の快走路・国道212号線で向かうも―
<霧で真っ白け(大観峰付近)>
九州の屋根・九重連山は見られず。
辛うじて湯浦パーキングから内牧の展望は望めました。
<湯浦パーキングにて、雲が立ち込め幻想的な内牧の展望>
湯浦パーキングにはこんな看板が。
<野焼きに伴う通行止めの案内>
春を告げる阿蘇の風物詩。もうそんな時期なのですね。
<阿蘇山も雲の中(同じく国道212号線から)>
内牧に出たらスーパーでお買い物。
<「ASOキャン△」でもお世話になった「スーパーみやはら」さん>
北側復旧道路で大津に抜け、西原村へ。
<北側復旧道路も霧で真っ白け>
「高遊原プレーンキャンパーズ」さんにはシャワーがないので、途中「阿蘇熊本空港ホテルエミナース」の「七福の湯」さんでお風呂を済ませようと思ったら満車で入れず。
時刻を見ると午前11時。「宿泊客がチェックアウトした後なら入れるかも・・・」と先にお昼をいただくことにしました。
エミナースから車で10分ほどの「味千ラーメン西原店」さん。
<味千さんのラーメン>
にんにくが効いた、いかにも!な熊本ラーメンです。久しぶりに食べたけど、やっぱりおいしい。
再びエミナースに戻ると駐車場はガラ空き。(読み通り!)無事入浴を済ませ、
<エミナース内にある「七福の湯」(広々して気持ちいい♪)>
キャンプ場に向かいます。
ナビ通り車を走らせるも辺りは工場ばかり。
<付近は工業団地>
「本当にこんなところにあるのかな?」不安になりつつ未舗装の道を進むと、
<工場脇の未舗装の道>
ありました!「高遊原プレーンキャンパーズ」!
<「高遊原プレーンキャンパーズ」入口>
まずは管理棟で受付。
<管理棟>
今回利用した「Value Day Package」は1人につき広葉樹薪1束(5kg)が付いているそうで。チェックイン時に2束もいただいちゃいました。ありがた過ぎる!
「高遊原プレーンキャンパーズ」さんにはグラウンドエリアと森エリア、2つのサイトがあります。
<キャンプ場内(手前がグラウンドエリア、奥の木立が森エリア)>
広々とした芝生に小高い杉木立。この景観、とても熊本市街地から車で30分とは思えない。
森エリアのプライベート感も捨てがたかったけど、
<木が天然のパーティションになっている森エリア>
<森エリアは砂利敷き>
「影にならない分暖かいかな?」と思いグラウンドエリアを選択。
今回わたし達が利用するのは1番Gサイトです。
<1番Gサイト>
電源付きの区画オートサイト。(ちなみにグラウンドエリアには他に電源付きオートフリーサイト、電源なしフリーサイト有)
<電源付き>
区画サイトは4つあるのですが2組しか受け入れていないとのこと。なのでお隣キャンパーさんと十分な距離が置けて気兼ねなく過ごすことができました。
オーナーさんのお心遣いは場内の設備にも見られます。
薪が目隠しになっているトイレに、
<トイレ(温座でウォシュレット)>
水切りとビニール袋まで用意された(ゴミは持ち帰りです)使い勝手の良い炊事棟。
<温水対応の炊事棟>
また壁板や案内板等ひとつひとつがおしゃれでかわいい。
驚いたことにこのキャンプ場、オーナーさんの手作りだそうです。土地選びから設計、造成、建築に至るまで全てDIYで対応されたとか。
炊事棟には焚火から芝生を守るための保護板や
<保護板>
自由に使える焚き付け材まで用意してくださっていて、
<焚火用の焚き付け材>
本当、温かみのある素敵なキャンプ場だなと思いました。
さて、それでは設営開始です。
―後編に続く