宮島口からフェリーで宮島へ。

 

<JR西日本宮島フェリー>

 

秋晴れの空の下広がる海はどこまでも青く、吹き渡る潮風も心地よい。宮島までは約10分の船旅ですが、ここぞとばかり満喫します♪(←乗り物好き)

 

<向こうに見えるのは宮島松大汽船>

 

間もなく女神さまの寝姿に例えられる宮島がぐっと近づき、赤い大鳥居が見えてきました。ついに宮島に来たんだなぁと思える瞬間、早くもテンションUpです。アップ

 

<宮島と大鳥居>

 

宮島の玄関口・宮島桟橋に着くと

 

<宮島桟橋>

 

早速鹿さんのお出迎え。

 

<日本三景の碑と鹿さん>

 

人馴れしてるのか、写真を撮ろうとしたらカメラ目線いただけました。爆笑

 

<フォトジェニックな鹿さん>

 

まずは大鳥居へ。厳島神社への参道は平日にも関わらず大変な賑わい。

 

<多くの人で賑わう参道>

 

ほとんどが外国人ですが、若い女性の姿もちらほら。どうやらこの映画の影響らしい。

 

【ロケ地が宮島だそうです】

 

人混みを避け、御笠浜を歩きます。

 

<御笠浜>

 

白い砂浜に静かに打ち寄せる波。穏やかな光景に癒される・・・

 

石の鳥居をくぐると

 

<石の鳥居と狛犬>

 

世界遺産・厳島神社のシンボル、大鳥居が見えました。

 

<大鳥居>

 

潮が引いて、足元まで行けるようになっています。

実は、PAで食事を済ませてまで宮島へと急いだのはこのため。約3年半に及ぶ改修工事が令和4年(2022年)12月に終了したとのことで、ピカピカになった大鳥居を間近で見てみたかったのです。

いそいそと浜に下り、鳥居の足元へ。

 

<大鳥居近影>

 

眩しいほど鮮やかな朱!なんて美しい・・・

 

厳島神社社殿から約160mの海上にある大鳥居は、左右2本の主柱(いずれも樹齢500年の楠の自然木)の前後を袖柱(杉材)が支える両部鳥居です。現在の大鳥居は明治8年(1875年)の再建で、平安時代から数えて9代目にあたるとのこと。

 

<海側から見た大鳥居>

 

高さ16.6m、棟の長さ24.2m。総重量はなんと60t。これほど大きな建造物が海中に置かれているだけというは驚きです。

 

<大鳥居全景>

 

足元を固めるためそれぞれの柱の下に松の丸太(杭)が打ち込まれていたり、箱状に造られた笠木と島木(屋下部分)の中に約4t分の小石を詰め込んだり、安定性を高める工夫がされているとか。先人の智恵ってすごいですね。

 

鳥居に掲げられる扁額は、明治の軍人でもあらせられた有栖川熾仁(たるひと)親王の御染筆。社殿側は「伊都岐嶋神社」、

 

<社殿側「伊都岐嶋神社」の額>

 

海側は「嚴嶋神社」とあります。

 

<海側「嚴嶋神社」の額>

 

両方とも神社名ですが社殿側は万葉仮名で、「嚴嶋」となったのは平清盛が現在の御社殿を造営してからだそうです。

 

<宮島の平清盛像>

 

意匠に目を凝らすと、笠木の東側には日光(太陽)の

 

<笠木東側>

 

西側には月光(三日月)の飾金具が見られます。

 

<笠木西側>

 

陰陽道の影響だそうで、こちらも改修工事で錆びが落とされたのか、日に照らされキラキラ輝く様がとても神秘的です。キラキラ

 

いつまでも眺めていたいけど時間も限られていることですし(宮島はできれば1日滞在したい!)、お参りに参りましょう。 

 


<大鳥居から見た厳島神社御社殿>

 

・厳島神社:広島県廿日市市宮島町1-1 HP