「門司港茶寮」さんで焼きカレーをいただいた後、関門連絡船のりばの前から、
<関門連絡船のりば(定番の顔出しパネル!)>
海沿いの道を進み、
<関門海峡と関門橋>
関門海峡ミュージアムへ。
<関門海峡ミュージアム>
船を思わせる外観に、入る前からわくわく~
関門海峡ミュージアム(海峡ドラマシップ)は「関門海峡をまるごと楽しむ体験型博物館」をコンセプトに今年9月リニューアル。1階は無料展示、2~4階が有料展示、5階にレストランと展望デッキがあります。まずは1階から。「海峡レトロ通り」と記されたその場所に行ってみると―
<海峡レトロ通り>
うわー、すごい!
大正時代の門司港がそのまま再現されています。一瞬にしてタイムスリップした気分!
路面電車にミルクホール・・・ 舶来文化華やぐモダンな町並みに大興奮です
<路面電車が行き交う町並み>
おや?あれに見えるのは・・・
<バナナの叩き売り>
バナナの叩き売り!
そう、門司港はバナナの叩き売り発祥の地。駅そばには記念碑もあります。
<バナナの叩き売り発祥の碑>
でも、どうして門司港が?その理由を探ってみようと、2階のバナナ資料館に行ってみました。
<バナナ資料館>
バナナ資料館では、バナナの妖精ルナちゃんが門司港バナナについて色々教えてくれるのですが(笑)、
<門司港バナナPRキャラクター・バナナ姫ルナ>
それによると、バナナが日本に輸入されたのは明治36年頃のこと。それ以降門司港は産地の台湾に近いことから大量のバナナが荷揚げされるようになるのですが、その中には輸送途中で熟したもの、あるいは一部痛んで輸送に耐えられないもの等がありました。それらをできるだけ早く換金するため独特な口上で人を集め売りさばいたのがバナナの叩き売りの始まりだそうです。なるほど~。
展示室には顔出しパネルもありますが、
<バナナの叩き売り顔出しパネル>
こちらのたたき台で、よりリアルになりきることもできます。(笑)
<バナナの叩き売り体験コーナー>
バナナ資料室のお隣にも展示室があり、こちらには映画ポスターがずらり。
<松永文庫情報コーナー>
実は北九州、たびたびロケ地に使用される映画の街なのです。こちらに紹介されている映画も北九州で撮られたもの。レトロな町並みが映えるのでしょうね。
大正時代の門司港に触れた後エレベーターで4階の有料展示エリアに。エレベーターホール正面に5階展望デッキへの案内標識があったので、見学の前に寄ってみることにしました。
5階へのエスカレーターは青い照明に照らされていて、
<5階へのエスカレーター>
まるで海のトンネルみたい。
デッキに出ると関門海峡が一望!
<関門海峡と関門橋>
爽快です!
海峡を挟んで見えるのは下関。
<対岸は下関>
北に目を移せば古い建物の中にレトロハイマート(高層マンション)がそそり立ち、現代とレトロが融合した門司港らしい風景が開けます。
<門司港の町並み>
展望を楽しんでからエレベーターで再び4階へ。展示エリアの入口は「プロムナードデッキ」と呼ばれるラウンジの先にあるのですが、このラウンジ、大正・昭和の豪華客船のデッキをイメージしているそうで、
<プロムナードデッキ>
なんて素敵な空間!
併設されたカフェ(セルフ式)でまったりくつろげば、
<クルーズカフェCanal>
気分はもう豪華クルージング・・・:*:・( ̄∀ ̄)・:*: ←お手軽
券売機で入場券を購入し、受付で説明を受けてから入場します。この入場券、印刷されたQRコードで色んな体験(ミニゲーム)ができるので退館するまで大切に持っていましょう。(笑)
展示エリアは4階から2階に下りる形でスロープを進みます。こちらも海の中を思わせる青い照明がきれい。
<有料展示エリアのスロープ>
壁面に設けられたモニターにチケットのQRコードを読み込ませれば、様々なコンテンツが楽しめます。わたしがトライしたのは「関門海峡近代化クイズ」。クイズに正解すればモダンガールに変身できるのですが、残念。最後のクイズで間違え、モダン度75パーセントの中途半端な姿に・・・ とほほ・・・ ^^;
中央吹き抜けにある巨大なスクリーン(海峡アトリウム)では、30分おきに8分程度の映像が映し出されます。数々の歴史を繰り広げてきた関門海峡、
<壇ノ浦の戦い>
巨大スクリーンに映し出される壇ノ浦の合戦は大迫力でした。(映像の内容は時間ごとに違います。)
3階は人形で関門海峡の歴史を再現した「海峡歴史回廊」。国内外10名の人形作家さんの手による歴史絵巻に思わず引き込まれます。
<遣明船の模型>
<巌流島の決闘>
そのはじまりは、なんと陸続きだった本州と九州を引き分けたという神功皇后伝説!これには「古事記」ファンかねし、大興奮です!次の「古事記探訪」は神功皇后に決まりだな。
最後の2階は海峡体験ゾーン。関門海峡はとても狭い海峡で、それゆえ潮流が速く航海の難所とは聞いていましたが、
<関門海峡の潮流>
日に4回も潮の向きが変わっていたとは驚きです。「海流メーカー」という潮の流れを体験できるコーナーがあるのですが、岩ひとつ動かしただけで潮の流れが全く変わってしまう。いかに安全な航海のために技術を要するか思い知りました。
それにしても関門海峡を行き交う船の多いこと!窓から見ていると、次から次に色んな船がやってきます。実際関門海峡を通過する船は1日500隻もあるそうで、国籍も様々。そんな関門海峡の安全を守るためたくさんの人たちが携わっていることも興味深かったです。
<海上保安庁の顔出しパネル>
歴史に船舶に生態系・・・ 関門海峡をまるっ!と体感できる関門海峡ミュージアム、とっても楽しい博物館でした。*^^* (1人より複数人でワイワイ楽しむのがおススメかも・・・です/笑)
・関門海峡ミュージアム:福岡県北九州市門司区西海岸1-3-3 HP