市内観光といっても帰りの新幹線が14:03発なので、あまりゆっくりはできません。^^; そこで市内循環バスでなんとなく周りながら仙巌園を訪ねることにしました。

鹿児島中央駅のコインロッカーに荷物を預け、「駅長おすすめの湯」の特典・コーヒーサービス券を使って駅ビル内「シアトルズベストコーヒー」で一息ついた後、駅前バスターミナルへ。

 

<カゴシマシティビュー(鹿児島市営バス)>

 

市内循環バスは市内観光スポットを周るバスで、鹿児島市交通局の「カゴシマシティビュー」といわさきコーポレーションの「まち巡りバス」があります。(1日乗車券を利用する際は要注意)

 

<まち巡りバス>

 

バスの窓からは西郷隆盛像や、

 

<西郷隆盛銅像>

 

西郷洞窟などが見られ、乗っているだけで楽しいです。音譜

 

<西南戦争時西郷隆盛が最後の5日間を過ごしたという洞窟>

 

ゆっくり50分かけて市内を周り仙巌園に到着。

 

<仙巌園>

 

仙巌園は薩摩藩主島津家の別邸で、日本を代表する大名庭園として知られています。

中学の修学旅行で1度訪ねているのですが、

 

<南国風の石垣>

 

えーっと・・・

 

<明治28年に建てられた正門>

 

うーん・・・

 

<灰専用のごみ袋(克灰袋)にまとめられた火山灰>

 

こんなだったかなぁ・・・

 

<錫門(江戸時代藩主とその世子だけが通ることを許された正門)>

 

おぼろげな記憶をたどりながら進んでいくと、「あっ・・・!」

 

<仙巌園と桜島>

 

ここで集合写真撮った記憶がある!懐かしいなぁ・・・(遠い目)

確か桜島を築山、錦江湾を池に見立てた借景庭園というお話を聞いた覚えがあるのですが、こうしてピー・・・!(自主規制)年経った今見てもスケールの大きなお庭だなぁと思います。

 

お庭の1番良いところに島津家の別邸(明治時代本邸になった時期も)・御殿があります。お殿様気分を味わおうと入ってみることにしました。 

 

<御殿(手前の駕籠は菊花展の展示)>

 

歴代藩主が暮らした御殿。寝室や浴室、厠等お殿様の暮らしぶりが伺えますが、

 

<寝室(枕元に刀!)>

 

迎賓館としても用いられていたので、中にはこんな和モダンなお部屋も。

 

<謁見の間>

 

薩摩切子のグラスがきれい♪

 

一見簡素に見える佇まいですが、柱には11種類もの釘隠があしらわれていたり、

 

<釘隠し(右は桜島大根がモチーフの陶製)>

 

中庭の池を六角形にして風水を取り入れていたり、随所に意匠が施されています。

 

<中庭>

 

当時の写真や調度品等見どころの多い御殿ですが、

 

<美しい薩摩焼>

 

1番はやはりこれでしょう。

  

<謁見の間から見た桜島>

 

いつまでも見ていたい・・・ラブラブ 母と2人、縁側に座ってしばらく見入っていました。*^^*

 

そんな美しい仙巌園ですが、城下町から離れた立地とあって11代藩主斉彬公は色々な試みを試されていた模様。お庭の片隅にあるこの石灯籠も、

 

<石灯籠>

 

実はガス灯。御殿から管を通し、石炭で作ったガスを送って灯していたとか。ガス灯といえば横浜が有名ですが、設置されたのは明治5年(1872年)。それよりも15年早く実用化していたというのですから驚きです。

 

他にも裏山からの水を利用して発電していたり、

 

<水力発電用ダム跡>

 

反射炉で大砲を造っていたり、

 

<反射炉跡(この上に耐火煉瓦を積み上げた高さ16mの炉があった)>

 

もう秘密工場です。

「ブラタモリ(「薩摩の奇跡」の回)」でこれらの産業遺跡が紹介されているのを見て、桜島を望む美しいお庭はもちろん、薩摩の近代化を体感してみたいと思い再訪した次第なのですが、なんせ広すぎる!2時間じゃとても回りきれなーい。あせる

 

まだまだ見学したいエリアは残っているのですが、日曜日だけに渋滞も予想されるので早めに撤収。

 

<外観だけ写真に収めた尚古集成館>

 

再び市内循環バスに乗り鹿児島中央駅へ。

 

<鹿児島中央駅>

 

幸い渋滞はなく余裕で到着。改札口前にある「みやげ横丁」でおみやげを買い、九州新幹線「さくら560号」に乗りました。

 

<始発・終着駅とあって新幹線が並んでいる♪>

 

お昼は、これまた「駅長おすすめの湯」の特典・「グレンドール」のお買い物券(300円分)を利用して購入したカツサンド。

 

<カツサンド>

 

「なんかお肉に始まってお肉で終わった旅だったね。」とかねし母。

「あ、ホントだ。阿蘇赤うし弁当に黒豚しゃぶ、カツサンド・・・」

思わず顔を見合わせ笑ってしまいました。

 

次はどこに行こうか?「指宿のたまて箱」で指宿?それとも「A列車で行こう」で天草?

 

「また2人で行けたらいいね。」 そう言って、15:22、久留米駅で別れました。今回もありがとう、かねし母。

 

そして、快く行かせてくれた相方、ありがとうね。*^^*

  

<相方へのおみやげ・鹿児島ラーメン>

 

「肥薩線の旅」 完

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。*^^*

 

・仙巌園:鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1 HP

・カゴシマシティビュー:乗車1回190円。コースや時刻表については鹿児島市交通局HP

・まち巡りバス:乗車1回170円。コースや時刻表についてはいわさきコーポレーションHP

※日曜は車が多いため時刻表通りに運行できないこともあるそうなので、時間にはご注意を。

 

クローバー 2日目(10月21日(日))旅程 クローバー

お宿:中原別荘8:30発鹿児島中央駅8:50着、9:30発―市内循環バス―仙巌園10:20着~12:29発―市内循環バス―鹿児島中央駅12:55着、14:03発―九州新幹線「さくら560号」―久留米駅15:22着