3日目、朝食をしっかりいただいて、
<朝食はバイキング(朝からローストビーフ!)>
7時45分に出発。
出発時間がなんとも中途半端なのは船の便の関係。この日は大久野島に渡ります。
大久野島は国内唯一野生のうさぎが暮らす島で、別名「うさぎ島」とも呼ばれています。確認できるだけでも700羽のうさぎがいるのだとか・・・
大久野島への玄関口・忠海港からは、大三島フェリーと休暇村客船が出ています。
<忠海港>
わたし達が乗った船(忠海港8:40出航)は休暇村客船でした。
<休暇村客船>
座席のポケットには大久野島の観光パンフが入っていて、
<客船内の観光パンフ>
中には島の地図や見どころ案内の他、うさぎとの注意点が書かれていました。
追い掛け回したり抱き上げたりしないこと、お菓子やパンを与えないこと、道路上でエサやりをしないこと等々・・・ 中には「島にうさぎを捨てないこと」なんていうのもあって、そんな人いるの?!と驚きました。
およそ15分で大久野島に到着。
第1桟橋のそばにはうさぎの耳のような集音器がありました。
<集音器>
話によれば船を降りると普通にうさぎがいるらしいのですが、「晴れているとはいえこんな風の冷めたい日に、ウサちゃんに会えるのかな?」 心配していると―
いた!
<第1ウサちゃん発見!>
本当だ!普通にいる!(笑)
<落ち葉とうさぎ(さて、うさぎはどこでしょう?/笑)>
しかも、わらわらと。(笑)
<うさぎわらわら♪>
かわいい、かわいすぎるっ!(///∇//)
驚かせないようにそっと見てたのですが、袋の中のキャベツとニンジンを嗅ぎつけたのか、うさぎの方から寄ってきました
<「キャベツちょ~だい♪」>
<お行儀よく、おすわりして待つうさぎ>
桟橋付近にもたくさんのうさぎがいるのですが、最も多く見られるのは休暇村広場とのこと。案内板で確認し、展望台コースで向かうことにしました。
<島の案内板>
砂浜の美しい海水浴場の脇を通り、
<海水浴場>
木々の中坂道をぐいぐい登って行くと白い灯台があり、
<灯台>
その先に穏やかな瀬戸内の海が広がっていました。
<展望台からの眺望>
展望台コースはメインルートから外れているせいかひっそりしているのですが、どこにいたんだろう?気が付くと足元にいるうさぎ達。(笑)
<うたっちでおねだり♪>
中には先回りして、「キャベツくれなきゃ通さないよ♪」と、通せんぼするコも。(笑)
あまりの近さに、思わず触りたい衝動にかられますがグッと我慢。すると向こうからボディタッチしてきた
<犯人はこのコ(笑)>
しゃがみ込むかねしの膝に、そっと両前足をかけてきたんです。その感触に萌え~~~ (///∇//)
大久野島のウサギは、土に穴を掘って暮らすアナウサギという種類だそうで、島中ぼこぼこ穴が開いています。
<時には穴から飛び出すウサギに遭遇することも>
どうして大久野島にはこんなに多くのうさぎがいるのでしょう?
<豊富なカラーバリエーション>
<ブルーの瞳がきれい♪>
諸説あるのですが、1971年地元の小学校が8羽のウサギを放したのがはじまりという説が有力だそうです。8羽が700羽に・・・ すごい繁殖力ですね。^^;うさぎが子宝成就、子孫繁栄の象徴として親しまれているというのもうなずけます。
休暇村広場に着いてみると確かに!そこここにうさぎが見られます。
<休暇村広場>
広場の角で戯れていると、
<相方にまとわりつくうさぎ達>
茂みの方に、ひとまわり小さいうさぎを発見しました。
<ちま!>
子うさぎです!モフモフ毛糸玉みたい♪ かわいいな~ (〃∇〃)
<キャベツ争奪戦にはじき出された子うさぎ>
連れて帰りたいかわいさだ ←もちろん、いけません!
<お母さんと一緒♪>
しかし子うさぎの後ろには、およそ似つかわしくないものが佇んでいました。
<毒ガス貯蔵庫跡>
そう、大久野島はその昔「毒ガスの島」だったのです―
現在大久野島は無人島ですが(休暇村があるだけ)、もとは数戸の農家が農耕を営む静かな島でした。
<発電場跡>
その周囲4.3Kmの小さな島が毒ガス製造の拠点になってしまったのは昭和初期のこと。島は日本軍の管理下に置かれ住人は強制退去、
<北部砲台跡>
毒ガスの製造は秘密裏に行われていたため(ジュネーブ条約で禁止されていた)、日本地図からも抹消されてしまったそうです。
<北部砲台跡>
戦後毒ガスは進駐軍によって無毒化されましたが、今でも毒ガスの影響は残っていて、島内および周辺海域では残存兵器が見つかっているとか。
こんな美しい島で、そんな恐ろしいものがつくられていたなんてウソみたい・・・
<大久野島の風景>
島に点在する戦争遺跡を見学した後「毒ガス資料館」に行くつもりでしたが、
<毒ガス資料館>
うさぎ達と遊び過ぎて時間がなくなってしまった・・・(しかも船を1便乗り過ごす/爆)
<うさぎと戯れるかねし>
うさぎ達が思い思いに過ごす大久野島、
<ぬくぬく♪ひなたぼっこ>
<ひっつきもっつき>
<うさ団子>
「どうか、いつまでも平和なうさぎの楽園でありますように・・・」
そう願いながら大久野島を後にしました。
<帰りの大三島フェリー>
* * * * *
<大久野島から見た大三島>