2日目、朝1番に訪ねたのはやはり青井阿蘇神社。

 

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<青井阿蘇神社>

 

もはや我が家の人吉旅行では定番です。(笑)

 

神社前の蓮池は青々とした葉が茂り、

ポツポツと白い花が咲き始めていました。

 

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<蓮池>

 

その池のほとりでは・・・

 

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<カモさん>

 

カモさんご夫妻が就寝中。

のんびりしてるなぁ。^^

(あの~、御主人、一応そこ車道だから車気を付けてね。^^;)

 

 

では、お参りに行きましょうか。

 

 

茅葺屋根の軒下四隅に、

「人吉様式」と呼ばれる陰陽一対の鬼面が配された楼門をくぐり、

 

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<楼門。天井に描かれた2体の竜は夜になると蓮池に水を飲みに行くとも・・・>

 

拝殿へ。
 
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<拝殿>

 

2礼2拍手1礼でお参りします。

 

青井阿蘇神社の拝殿は中が3つの部屋に仕切られているのが特徴。

向かって右が神供所、真ん中が拝殿、左が神楽殿です。

神楽殿には天体を表すヤツジメという装飾が天井に施され、

おくんち祭に使われる獅子頭が祀られています。

 
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<神楽殿>

 

その土地ならではの風習に触れられるのも、旅の醍醐味。

ですから、こうして外からも見学できるように解放していただいていることは

とてもありがたいです。*^^*

 

拝殿の奥は幣殿、廊、本殿と続き、

本殿には阿蘇神社から分霊した阿蘇開拓の祖・健磐龍命をはじめ

3柱の神様が祀られています。

 

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<手前から幣殿、廊、本殿>

 

静かな境内に、時折聞こえてくるニワトリの声・・・

 

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<朝から元気なニワトリさん>

 

いいなぁ、こういう時間。。。

 

 

さて、本殿の隣に一際目をひく大木があり、

その下にこじんまりとお社が佇んでいます。
 
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<大木とお社>

 

大木はこちらの御神木、クスノキです。

 

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<御神木>

 

樹齢不詳とのことですが、高さ21.50m。

幹は地上1mのところで分岐していて、太さは本幹が4.95m、枝幹2.52m、

根回は12.20mもあるそうです。

この、縦に横にたくましく伸びた幹の形、

惚れ惚れしてしまいます♪←でた、巨木好き!

 

そして、御神木の下に鎮座するお社は青井大神宮。


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<青井大神宮>

 

50代大宮司に就任した青井惟治が寛文3年(1663年)、

京都吉田神楽岡太神宮を勧請して創建したそうです。

 

2つ並んだお社、向かって右に天照皇太神(アマテラスオオミカミ)、

左に宇氣皇太神(トヨウケノオオミカミ)が祀られています。

 

その手前に拝殿があるのですが、ここにとても興味深いお言葉が書かれていました。

 

  わたし達の主食であるお米は、天照皇太神からいただいたものといわれています。

  その「米」という文字は、「八十八」、

  つまり88の手間をかけ大切に育てるという意味です。

  太陽の光を受け、雨水をいただき、風で害虫を防ぐ・・・

  こうして稲の実が膨らみ、わたし達の命の根(イのちのネ)となります。

 

  お米は撒けば1粒が万倍にもなります。

  これは自分1人だけでなく、他人の分までも賄えるという

  神道における調和と共存共栄の思想です。

  平らかに【平】、禾(イネ)をを口にする【和】。

  神様からの賜りものを平均して皆がいただける状態を「平和」というのです。

 

                               ~青井大神宮拝殿の案内板より抜粋~

 

なるほどなぁと思いました。

現在畑の恵みをいただいているわたし達には、

このお言葉、深く沁みました。

 

 

心行くまでお参りし、戻ってくると先のカモさんご夫妻、

起きて、お散歩してました。

 

「そろってお散歩なんて微笑ましいなぁ。*^^*

 

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<仲良くお散歩するカモさん>

 

 ・・・って、あれ?」

 

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<夫「ねぇ、そろそろ池に戻らない?」 妻:「う~ん、もうちょっと。」>

 

御主人が奥さんから三歩さがって歩いてる?!

 

 
この微妙な距離感が夫婦円満の秘訣カモ・・・?^^;

 

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・青井阿蘇神社:熊本県人吉市上青井町118 HP

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