初夏の乾いたイメージ | 古典技法額縁制作修復 KANESEI

初夏の乾いたイメージ

 

小箱を展示した際など、お客様の様子を拝見していますと、意外な色味の小箱を選んてくださる方がいらっしゃいます。

散々こちらでお話しています通り、わたしは黒と金の小箱ばかり作ってしまうのですが、当然ながら明るい色や茶色がお好みの方も沢山いらっしゃるのです。

 

ええと、つまり、明るめの色の小箱を作ってみました・・・と言うことでございます。

 

 

白地に金泥と銀泥で模様をいれました。

 

 

純金箔で帯を入れて、下部は濃い緑色です。

 

 

内側はペールグレー、布は純白で爽やかに。

初夏のような陽気の日に色を選んだら、こんな組み合わせになりましたけれど、なんだか平安時代の着物の重ねのような・・・いや、ちょっとおこがましいですかな。

 

 

パリッとした小箱(当社比)、いかがでしょうか。