どちらがお好み? | 古典技法額縁制作修復 KANESEI

どちらがお好み?

 

以前に「『小箱の同じデザインは二度と作らない』というのはやめた」、つまり同じデザインを再度作ることを宣言(大げさ)しました。

今回の小箱も以前に作った模様を技法違いで作ったものです。

 

 

上の写真が新作。石膏地に模様の輪郭を線彫りして箔を貼り磨き、模様の内側を点々打ちしました。今回の点々はマイクロサイズではないので、よりクラシカルというかルネッサンス風味になったような気がしています。

 

ちなみに以前作った時はこの模様をパスティリア(石膏盛上げ装飾)で入れました。

 

 

同じサイズの箱、同じ赤色ボーロに純金箔で磨り出しのアンティーク仕上げですが、模様の凹凸の差で印象も違うものです。

 

 

パスティリアの方が華やかな印象。

 

 

点々打ち装飾は比較的スッキリ。

どちらがお好みですか?

 

わたしはですねぇ、わたしは・・・その時の気分で変わります!

そんなもんです、ハハハ。