「あーーーーーー、行きたくない。」
起きたら、頭痛がする毎日。
仕事行かなきゃ。
オフィスに着いたら、あれやって、これやって。
○○さんが来る前に終わらせなきゃ。
期日いつまでだっけ。
あー、これ漏れてるな。いいや、私がやっておこう。
責任感が強い私は、どんどん出社時間が早まり、退社時間が遅れていった。
上司は「ほら、一緒に帰るよ!」と、毎日のように声をかけてくれた。
ちゃんと気にかけてくれていたことは、事実だ。
だけど、何となく頼りたくない気持ちもあった。
営業から本部に声をかけてくれた上司。
結果を出して、本当に私がここに来て出来ることを証明したかった。
私が鬱状態になっていった、もうひとつの大きな原因なったのが、Aさんの存在だ。
Aさんとは同時期に本部に異動になった。
以前、本部で働いた経験があったAさんは、どんどん仕事をこなしていく機動力のある人だった。
でも、とても厳しく、裏表のある人でもあった。
上司でも同僚でも、取引先へも自分が正しいと思えば意見する。
目をつけられたくない存在の人だった。
「ねぇ。なんでそれにそんなに時間がかかるの?」
イライラの矛先が私に向くのはそんなに時間がかからなかった。
この仕事に慣れていなかった私は、確かにミスもあったし、手探りでしか仕事を進められないでいた。
少しでもAさんの思うタイミングで終わっていないと、大きめのため息と共に「もういいわ。」の一言。
しかし、やっかいなのがもう反面のAさん。
3分前にイライラを全力でぶつけたはずの私を、「はるかちゃーん、ランチ行こう?」と誘ってくる。
そこからは、愚痴の嵐。
「あー、この人しんどいなぁ。 極力離れて仕事しよう。」
そう心に決めた。
が、そうはいかないのが仕事。
割り切っても、距離をとっても、心がどんどん蝕まれていくのが分かった。
私は耐えきれず、上司に相談した。
どうにかチームを変えてもらえないか、仕事は楽しくなってきたがAさんと仕事をするのがつらい、と。
結果、私がチームを離れることで決着。
しかし、私がチームを離れて2週間後、同じチームにいた1人が鬱で退職した。
原因はAさん。
完全ないじめだ。
矛先が変わっただけで、Aさんは何も変わっていなかった。
上司からの指示を無視し、Aさんの独断で進められる仕事。
今でもなぜAさんに対して誰も、何も行動しなかったのか分からない。
上司でさえもコントロール出来なくなっていたと、私は思う。
そして、私はメンタルクリニックへ通うことを決めるのです。
また書きます。