春の足音 | かねなかや次兵衛@カネナカ食品

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石川県の漬物屋、かねなかや次兵衛のスタッフブログです。日々いろいろなことを投稿していきます。

こんにちは、メンテナンス担当(便利屋)Y・Мです。

 

年末年始の煩雑さがひと段落し、キウイの剪定時期がやってきました。

生い茂った枝は気持ちよさそうに北風に揺れているけど、毎年のことながら、とてつもなく寒い。

1~2時間で剪定ハサミを持つ手に力が入らなくなる。

樹皮の中は青々として、すでに今年の開花の準備を始めている。

なんちゅう生命力だと思います。

 

よくよく考えてみると、30数億年前、植物が地球上を覆いつくし酸素が充満して、今話題のCO2がまだ悪者でなかった時代に 動物の祖先であるバクテリア・微生物が誕生したとされている。

細胞中に核を持つ我々は酸素なしでは生きていけない。

母なる自然が生産した酸素を体内に取り入れ、CO2を排出し恩返しする。

栄養たっぷりの果実を食べ、種は便と共に排出し、植物の子孫とそのテリトリーを 広げていく。

そもそも種子の形状は動物の腸内の老廃物をそぎ落としながらスムーズに移動し排出するような形状になっているらしい。

人間が幸せに生きていくには、その使命を全うするしかないのでは?と思えてしまう。

サル知恵を使い、我々だけに都合の良い種無し果実や、世代を継承出来ないF1品種の開発等は、自然に対する冒涜になっていないだろうかと考えてしまいます。

アレルギー食物が年々増えていく一方ですが、これは人間だけには食べられたくないという自然界の意思表示、 独り勝ちは絶対許さない大自然からのイエローカードではないのかな?