余裕を持つこと | 陸上競技クラブ オホーツクAC/キッズ監督 金子航太のブログ

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走幅跳が専門のアスリート「金子航太」が,毎日のいろいろ「ん?」って思ったことを,コーチの視点とアスリートの視点から綴ります.

先日,保健体育の授業で「思春期」についておこないました.

その中で話題になるのが「異性から好かれる方法」など・・・.

授業では小ネタを必ず挟むのが私のやり方なので,独自に調べた「異性から好かれる方法」を子ども達に考えさせた後に伝えました.

 

たくさんの要素があるのだけれども,最も重要なのは「余裕を持っている人」であること.

「余裕」があれば人に対して優しくもなれるし,何よりも人が関わりやすくなる.そして「余裕」であるからこそ本人も笑顔が増える.異性だけではなく,同性にも間違いなく好かれる.

 

・・・と,ここから話は変わり,いつもの陸上競技の話へ.

近頃の跳躍種目専門のアスリートを見ているとどうも「余裕」がないなと.

助走から踏切に向かっていくまでに「踏み切りたい」「遠くへ跳びたい」,そういう気持ちからか自分の動きを自分でぎこちなくかえて無理やり踏み切っている・・・そういうのが良く見かけています.(私自身も含めて)

 

そういう観点から,かる〜く走って,かる〜く踏み切る.

そういう練習をおこなってみました.(教え子達もチャレンジ)

すると,踏切手前の不必要な固い動きがなくなり「スッ」踏切に入れて「コン!」と地面から弾かれるような感覚を得ることができました.

 

この感覚は久しぶりです.

教え子達もいつもの努力感よりもはるかに少ない頑張りで,でも,同じぐらい跳べていて驚いていました.

「余裕を持つこと」は「異性から好かれること」以外にも必要みたいです.