2023年度卒団式(中学生) | 陸上競技クラブ オホーツクAC/キッズ監督 金子航太のブログ

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走幅跳が専門のアスリート「金子航太」が,毎日のいろいろ「ん?」って思ったことを,コーチの視点とアスリートの視点から綴ります.

2023年度卒団式.

Jチーム(中学生)の卒団です.

この中学3年生世代が小学校1年生の時にオホーツクキッズは発足しました.

この世代とともにオホーツクキッズが成長をしてきたと言っても言い過ぎではありません.

 

私自身も大学コーチとして国際武道大学陸上競技部跳躍ブロックを率いて,走幅跳チームの総合競技力を日本で2位にした自信を持った状態で彼ら彼女らと出会い,大学でのコーチの経験なんかは小学生の世界では全く活きない世界であることを痛感させられました.それだけ小学生の指導の仕方や集団行動の学ばせ方は難しかったのを覚えています.

 

そういった中で,この世代のおかげで頭の中にあった指導のノウハウを形作ることができ,前々から確信していた小学生は「遊び」を通した「運動の経験値」を獲得する練習.中学生は「陸上競技の専門性」に特化した指導の流れがあれば必ず大きく花開くということを教え子たちがその身体でしっかりと証明してくれました.

 

この中学3年生世代は・・・

オホーツク中学記録だけでも5種目を更新.

井田悠仁 110mH 14"71

     四種競技 2481点

相馬可夏子 100mH 14"34

      四種競技 2746点

田辺采子 やり投げ 35m90

 

全日本中学校陸上競技選手権大会には5名が出場.(中学3年生世代のみ)

石田晴大(走幅跳),井田悠仁(110mH),相馬可夏子(四種競技),西迫知希(棒高跳),田辺采子(砲丸投)

 

U16陸上競技大会には2名が出場.(中学3年生世代のみ)

石田晴大(走幅跳),田辺采子(砲丸投)

 

この中学3年生世代が引っ張った北海道中学校陸上競技大会では6種目で優勝.2種目入賞の快挙.(全学年)

井田悠仁 110mH 四種競技 2種目優勝

西迫知希 棒高跳 優勝

田辺采子 砲丸投 優勝

相馬可夏子 四種競技 優勝 100mH 第2位

鎌田亜津煌 走幅跳 優勝

工藤龍祈 砲丸投 第2位

 

私自身も指導者として,オホーツクキッズを立ち上げた当初に描いていた「こういう流れで長期育成計画をすれば必ず大きく成長をする」というものの答えがこの世代の成長と一緒に見えてきて,大きな自信をつけることができました.小学生〜中学生の陸上競技クラブは答え合わせをするために9年間の時間がかかります.オホーツクキッズに入団をして,陸上競技をしてくれて,一緒に陸上競技を追求してくれて,本当に感謝です.今後の後輩たちの指導に活かしていきます.

 

今回は練習後ではなく,練習前に卒団式ということで話をさせてもらいました.

(練習で声が枯れるのが予想できていたので)

 

「才能の有無について」

「高みに登る人間の特徴について」の2つです.

 

「才能の有無について」

あの人は才能がある.あの人は才能がない.

良く現場では言われる言葉.指導者間の中でもアスリートを見ながら良く言われる言葉.

その言葉を聞くたびに思っていました.「才能がないではなく,才能をつくってあげるきっかけを作るのが指導者だろ」と.

では,才能があるとはなんなのか.どのようなものが才能があるとされるのか.

私の中では産まれながらに才能がある人間というものは存在しないと思っています.

産まれた時の人間は本当に「ゼロ」の状態であるからです.

赤ん坊は言語も知らないし,運動の仕方も知らない.それが徐々に親の言語を聞いて言語を覚えて学習し,近くにあるものを捕まえようとして手を伸ばしたり,足を伸ばしたりして,身体を動かして,徐々に動かし方を覚えておく.

日常生活や陸上競技というスポーツのトレーニングの中で速く走る能力・遠くへ高く跳ぶ能力・遠くへ物を投げる能力を少しずつ獲得していく.これが成長だと思っています.

つまり,「天性の才能」というのは存在しない.全て「産まれてから得た経験」をもとに人間は成長をしていく.

才能というものはあとから「つくられる」もの.

 

「才能はつくれる」.

才能をつくるための手段や方法を考えて実践をすれば良い.

そういうノウハウを持ったチームを作りたい.

そういう思いでオホーツクキッズをつくりました.

 

中学3年生世代には「才能がない」とあえて言い続けてきました.

子ども達にとっては厳しい一言.自分にとって一番最初の指導者からこのようなことを言われる小学生や中学生はいないと思います.それでも「才能がない」と言い続けてきたのは「才能がない」のであればどのようにすれば成長をすることができるのかを考えてもらいたいからであり,私の中では「才能はつくれる」と信じているからです.

 

練習前に子どもたちに「才能があるってどんなこと?」と聞きました.

「身長が高い」や「骨格が素晴らしい」「動きがバネバネしい」「筋力が強い」などの動きに関する言葉がでてくるのかな?と思っていたが,ほぼ全員は「継続する力を持っていること」「陸上競技のために日常生活から考えて行動できる人間」「自分を客観的に見ることのできる人」という回答.

 

外見や動きに関してではなく,全て「考え方」や「気持ちの持ち方」について考えていてくれたこと,これが本当に嬉しい.

嬉しいし,一番大切にして伝えてきたことがしっかりと伝わっていて嬉しくなった.

才能のある人間って身長や筋肉などの話ではなく,自分を最大限成長をするために普段から取り組んでいる人間を指すんだよな.

才能はあとからつくれる.「内面」の大切さをしっているオホーツクキッズの子どもたちは誰が見ても「才能がある」.異論は私が認めません.

 

「高みに登る人間の特徴について」

日本トップや自分の身体の限界値まで成長ができる人間の特徴についての話.

子どもたちに同様の質問ををしました.子どもたちの答えは「努力が継続できること」など.

素晴らしい答えですが,私としてはこれは少し正解であって間違いでもある.

高みに登る人間は「努力を努力とは感じない人間」であると確信しています.

わかりやすい言葉でいうと「無我夢中」.自分を時間を忘れてしまうほど,その物事に没頭してしまう.

そこには「努力」なんていう言葉は存在しない.

 

「私は頑張っている」「私は努力をしている」そう思っているそう感じているうちはまだ三流.

そう思いながら,おこなっていること(陸上競技でも,勉強でも,仕事でも)は一流にはなれません.

「努力」というものは自分が感じるものではなく,外から見た他人が感じるもの.「あの人はすごく頑張ってるな」「あの人は努力しているな」と.

 

「無我夢中」になれる人間は必ず自分をその分野で高みまで連れていくことができる.

言い方を変えると,その物事に取り憑かれる.霊に取り憑かれると同じような表現.

私の場合は陸上競技に取り憑かれている.陸上競技のことを考えている時間はあっという間にすぎる.

そして君たちがオホーツクキッズに入団をしてからは君たちに取り憑かれている.

寝る前も起きてからも,車を運転していても,いつでもみんなの動きが頭の中に再生されて,いつも改善点などを探してしまう.

幸せな日々を本当にありがとう.みんなも人生の中で何かに取り憑かれてほしい.それが君たちの武器になる.

 

いつもの話し方で話をしたのでここまで細かくは伝えていませんがこういった内容のことを伝えました.

本当に良く頑張り,本当に強くなった世代だからこそ,私が人生の中で最も大切にしていることを伝えました.

 

そんな話をしてから卒団式前の練習はスタート.

本日の練習は各自ウォーミングアップからのSD30mと60m.

気温も高いのでスピードレベルを高めていきます.

 

何も言われなくてもメディシンボール投げは必ずおこなう・・・.

ウォーミングアップの入り方が完全にオホーツクキッズ流が馴染んでいます.

ある程度の負荷が良いパフォーマンスをするためには重要なのです.

 

30m.

 

60m.

怪我なく終えることができました.

力がついてきているのを再確認.

土台ができれば,土台を向上させつつ,種目ごとの動きに活かしていく作業ができれば良し.

 

種目別練習期間になるのが待ち遠しい.

4月の2週目からスタートをします.

 

ダッシュのあとに30分ほど各種目に分かれての種目別練習.

基本動作の確認をおこないました.

種目別練習のあとはミックス走(おんぶ走・バウンディング・ダッシュ).

負荷をかけて,最後は補強で終了.

国際武道大学名物「チャバキ」で練習を終えました.

卒団式ですが,トレーニングの手は抜きません.

式は式,練習は練習です.あくまで別物.

 

ふらふらになりながらも,卒団式を決行しました.

卒団式では最優秀選手賞と敢闘賞を発表してから,1人ずつ卒団記念品を渡して一言を話す.

小学生時代から変わらない流れです.

 

最優秀選手賞と敢闘賞は中学3年生から選出します.

最優秀選手賞はそのままの名前の賞.最も優秀な成績をおさめたアスリートが選出されます.

敢闘賞は小学生時代から中学生までで最も頑張り,最も成長をしたアスリートが選出をされます.

ある意味,この敢闘賞が最もオホーツクキッズらしい泥臭い映えある賞だと思っています.

 

2023年度の選出者は・・・

最優秀選手賞 石田晴大 走幅跳 6m70 全日本中学校陸上競技選手権大会第4位

敢闘賞 西迫知希 棒高跳 4m00 全日本中学校陸上競技選手権大会出場 北海道中学校陸上競技大会 優勝

迷うことなく,この2人を選出しました.

 

2人ともおめでとう!

最優秀選手賞受賞の様子.

 

この後,全員が卒団記念品をもらい,チームへ一言を言ってくれました.

いつもはヘラヘラしている男子もしっかりと自分の言葉で話すことができていました.シャイで人前が苦手な女子も飾ることなく自分らしい言葉を話してくれました.小学生時代から見ているので,陸上競技のパフォーマンスだけではなく,こうして人前で話をする姿に成長を感じて感動.

 

毎年思うことですが,子ども達の成長はものすごい.

成長は嬉しくもあり,なんだか寂しい気持ちにもなるから不思議です.

みんな,よく頑張りました.卒団おめでとう!

 

一人一人へ簡単に一言.

 

石田晴大

最優秀選手賞を受賞.オホーツクキッズ初の全国大会入賞.

オホーツクでも全国の舞台で戦える選手を育てること.これが私の小さな目標の一つでした.

見事に悪条件の中で6本跳躍の舞台を全国で掴んだこと.そして6本跳んだこと一生忘れられません.

誰もが認める陸上競技一筋の熱い男.練習ではネガティブなことは言ったことないし,出された練習メニューは必ず最後まで全力でやり遂げる.毎回練習後は酸欠で真っ白な顔になっています.

 

オホーツクキッズ史上最高の成績をおさめたからには高校でもおさめなければいけません.

中学では後輩たちに大きな道を残してくれました.高校でも大きな道を残してくれることに期待をしています.

 

オホーツクキッズの教え子で私が最も褒めることをしなかったアスリートでした.

7m61越えを期待しています.

 

晴大の良さは努力を努力と感じないところ.

無我夢中に陸上競技を楽しんでください.

 

誰よりも才能をつくりあげることができた3年間でした.

卒団おめでとう!

 

西迫知希

敢闘賞を受賞.小学生時代から見てきているので誰よりも知希の成長のすごさがわかります.

がむしゃらに顔を振りながらもがきながら走っていた小学生時代.棒高跳に出会ってからの夢中になって取り組む姿.

全部が目に焼き付いています.

 

1個上の隆介に刺激を受けながらも,隆介とはタイプが違うことを理解して,フィジカルを鍛えながらも自分の武器を増やそうと誰よりも棒高跳の技を研究して理解しようとしていました.その日々が棒高跳の知識や動きのイメージとなって蓄積されて,棒高跳専門の吉田祐輔コーチと出会い,一気に花開いたのだと思います.

 

間違いなく,北海道で一番棒高跳の上手な中学生になりました.

ポールを持たない走りは現在大きく成長中.

ポールを持って跳びに繋げられたら,高校生では全国入賞も夢じゃない.

オホーツクの棒高跳を一段階引き上げられるのは知希しかいません.

 

練習時も練習外でも棒高跳にかける時間の多さが本当にすごい.

棒高跳を誰よりも好きな気持ちが知希の一番の武器です.

コツコツと少しずつ着実に成長をしていってもらいたい.

先駆者として頑張れ!

 

相馬可夏子

不器用ながらも圧倒的な練習量で記録を向上させた3年間でした.

気持ちの強さは日本一.常に前向きで難しい課題にも怖がることなく取り組める強い気持ちの持ち主でした.

その結果,成長率では圧倒的に女子北海道No. 1だったと思います.

 

がむしゃらさと練習量と気合いで成長を続けた3年間.

高校で高みを目指すためにはそれに合わせて動きの繊細さと動きのイメージ能力を高めていくこと.

これが高校でのさらなる大躍進のために必要な要素になります.

 

荒削りなまま全国まで出場をすることができたのが中学時代の収穫.

各種目の動きを研ぎ澄ましていって全ての種目でインターハイにいけるレベルまでもっていきましょう.

そうすれば七種競技では日本一になれます.頑張れ!

 

本田櫂晴

みんなへの一言目が「ケアをしてください」.

櫂晴の中学校での陸上競技人生らしい説得力のある一言でした.

誰よりも大きな怪我をした中学2年生.普通の中学生ならば間違いなく耐えきれずに陸上競技から目を背けていたと思います.

怪我をしても目標を諦めることなく,身体作りのために棒高跳を始めて,走幅跳と2種目で北海道大会出場を果たしました.

 

諦めない強い気持ちを誰よりも持っているのが櫂晴の強みです.

今思えば櫂晴の小学校5年生の走幅跳北海道大会2位入賞からオホーツクキッズの快進撃と気持ちの改革は始まりました.

それまでのオホーツクキッズでは大舞台では入賞はできるものの緊張からかなかなか大舞台での自己ベストが出せないというのが現状でした.そういった中で櫂晴は大舞台でビビらずに自分の最大限のパフォーマンスを発揮した最初のオホーツクキッズのアスリートでした.

 

チームに偉大な功績を残してくれました.

本当に感謝をしています.高校では走幅跳,棒高跳でのインターハイ出場.(三段跳も可能性あり)

楽しみに待っています.

 

中崎楽久

オホーツクキッズ初の男子走幅跳での北海道大会優勝(新人戦).

そして翌年は腰椎分離で無念の北海道大会進出もならず・・・.中学生という区分の中で経験できる嬉しさと悔しさを一気に味わった3年間となりました.怪我に関しては焦りと「そろそろ大丈夫かな?」と安易に身体を動かして悪化を繰り返していました.

私自身が怪我で同様の苦しさを経験しているため,誰よりも厳しく叱ったのを覚えています.

 

北海道大会進出ができなくても,大好きな走幅跳からは目をそらすことは一切なく,秋のシーズンに向けて地味な練習を積み上げてくれました.中学での6mジャンプ達成はできなかったものの,腰椎分離をした年に自己ベスト更新でシーズンを終えることができたのは普通の中学生には無理なことだと思います.楽久の走幅跳を大好きな気持ちの強さだと思います.

 

慎重に練習を積み上げること,苦手な練習から目を背けないことを忘れずに頑張れ!

走幅跳というスポーツの身体の扱い方はオホーツクキッズでは最も上手い.

その技に思い切りの良い助走を身につけていこう.

高校で徹底をしていけば北海道のトップジャンパーに必ずなれる.頑張れ!

 

田辺采子

オホーツクキッズ史上初の北海道中学校陸上競技大会2連覇.(砲丸投)

成長期の中学生で2年生からの連覇をすることははっきり言って「ありえない」ほどものすごい偉業です.

それを実現してくれました.

 

ものすごい偉業を達成してはいますが,内面は繊細で緊張するタイプ.

一気に壁を突き破っていくタイプではなく,少しずつ少しずつおそるおそる壁にチャレンジをして突破してきました.

中学では2回の全国大会へ出場.全国大会への慣れはできたと思うので高校で出場から決勝と入賞へと壁を突破して欲しいし,必ずできると信じています.

 

実は小学校4年生から中学3年生まで毎年北海道大会入賞を続けている唯一のアスリート.(コロナ禍の2020年,2021年はランキングのみ)その力の源は文句を言いつつ(顔に出しつつ?)も,誰よりも正しい形でフィジカルトレーニングをおこなう地味な積み重ねのおかげです.「記録が伸びない,どうしたら良いのか」と悩んでいる人は采子のトレーニングをする姿を見て欲しい.ここまで形をしっかりとできているのか?と自分に問いかけて欲しい.

 

高校でもフィジカルトレーニングを大切にね!

やり投げ挑戦,楽しみです.頑張れ!!

 

井田悠仁

苦手なことばかり,できないことばかりの小学生時代.

本当は悔しいのに明るい人柄と周囲の空気を悪くしないようにとの配慮からいつもニコニコと笑ってそういった場面を受け流していました.

 

不器用ながらも陸上競技から目を背けることなく,苦手なことにも向き合い続けた小学校から中学校での陸上競技生活.

チーム初の北海道大会2冠を達成し,2種目でオホーツク中学記録を更新するアスリートに成長をすることができました.

四種競技での優勝.わずか19点で全国を逃す.走高跳の影響でジャンパーズニーが悪化して,歩行すら痛い状態の中での翌日の110mHで全国大会出場を決める気持ちの強さは一生忘れられません.

 

奇跡ってあるんだと思ったのと同時に奇跡は本気で取り組んだ人間にしかおりてこないと感じた瞬間でした.

トップアスリートを目指すためには身体・心・知識が重要.全てのものに陸上競技へのヒントは隠れています.

文武両道で頑張ろう.

 

高校生での日本一達成,期待しています.

 

白石大和

中学1年,2年,3年と記録の向上以上に競技者として成長のすることができた3年間だったと思います.

最初の頃は苦しいことや長距離以外のこと,苦手なことから逃げがちな部分がありましたが,中学2年の秋頃からは

自分に足りないものに真正面から取り組めるようになりました.

 

その結果として800m,1500m,3000mと全ての種目で中学3年生の歴代最高をマークすることができました.

高校では得意の長めの距離である5000mが始まります.こちらが本当に楽しみです.

 

今では長距離以外のトレーニングへの積極性が高くなりすぎて,驚いています.

自分の競技のためにはどのようなものにでも積極的に取り組めるのが大和というアスリートの魅力です.

今までの日本の長距離界にはない「フィジカルトレーニング」を重視しての長距離の競技力向上を高校生で実現していって欲しいです.

 

箱根駅伝に出場をする.

・・・のでははなく,箱根駅伝で戦うランナーになって欲しいし,なれると信じています.

頑張れ大和!

 

近藤アンナ

強くなりたいと中学3年生の秋からオホーツクキッズに加入.

冬季練習の厳しさについていけるのか心配でしたが,持ち前の気持ちの強さで乗り越えることができました.

走幅跳4m50に届かない記録での加入でしたが,今では5m級のジャンプを安定して跳べるようになりました.

 

専門の知識と専門の練習ときつい身体作り.

その全部を全力で取り組めるからこその急成長です.

 

高校に進学してもオホーツクキッズで学び続けてくれます.

中学時代は北海道大会に進出できなかったアスリートがどのように成長をしていけるのか楽しみです.

頑張ろう!!

 

高橋芽衣

中学3年生の秋から強くなりたいと加入をしてくれました.

実は加入前から,いつも頑張ってるな〜と名前を知っていました.

いつも1人で黙々と走る姿,部活がなくても自主練習で陸上競技場にいる姿を見てました.

 

数回の自主練習程度では私は興味を持たないので,本当に数多くの自主練習をしてきたのだと思います.

練習体験に来てくれた時も「あの子か!」と嬉しくなったのを覚えています.

不器用ながらもオホーツクキッズの練習にひたむきに取り組んでくれました.

 

高校での成長に期待です.頑張れ!

 

亀田悠生

強くなりたいと中学2年生からの加入.

補強が苦手でいつも顔を真っ白にさせながら倒れていました.

それでも短距離への熱い気持ちで乗り越えて,3年生では短距離系の種目で大幅の自己ベスト更新.

 

苦手と向き合ってきた成果です.

身体の扱い方が不器用なので技術面に関しては中学陸上では時間が足りなかったのが実情.

技の部分を突き詰めていって高校での成長につなげていって欲しいです.

 

 

 

伝えたいことは全員にまだまだあるのですが,この辺にしておきます.

嬉しいことにここまで強くなったオホーツクの宝達が全員管外の高校に進学することなく北見市に残ることを選択してくれました.

進路に関しても,たくさんの可能性を提示した上で地元に残ることを選択した子ども達.

高校の顧問の先生方,オホーツクキッズの宝をよろしくお願いします.

 

全体集合写真.

感染症が流行っているので全員が出席できなかったのが残念だけれども,全員が北見市の高校へ進学をするので,また会えます!

次に会うときはさらに成長をした姿で会えるように.

卒団おめでとう!

 

中学3年生組から卒団記念品をいただきました.

ぶら下がり健康器というなので素晴らしいトレーニング器具です.

2024年の冬季練習から効果を発揮してくれます.

お楽しみに!!ありがとうございました!!