なんにちも何日も繰り返し聴く。
ふと或いはじわりと心に沁みてくる。
ショスタコの四番、花が自然に開くようだ。
終楽章のクライマックスで明るい未来を確信する。
そのあと長いコーダで作曲はもの思いに沈む。
コーダは本来の語義で置いているのか。
出だしは自らを頼む力強い行進曲。
途中三度のフガートは大障壁。
初演はスターリンの死後となった。
初めて聴いたときはどんな曲か訳が分からなかった。
歳を取ってこだわりが無くなってきた。
分からないものは聞き流し放っておく。
どこかで氷が解けて水面がひろがっていく。
四番は以前はレコードの音だけupされていた。
今は映像も音響も良い形で接することができる。
実演よりよい面もあるのかな。