「新しいぶどう酒は新しい革袋に入れねばならない」(ルカによる福音書5章38節)とある。古い考え方にしがみついていた律法学者やパリサイ人たちは、イエスの新しい教えを理解することができなかった。その結果、2000年前には世の救い主を十字架に掛けてしまったのである。

 かく言う私も、新しく買い物する時に古いレジ袋に入れている。あまり使いまわすと破れてしまうこともあるので要注意。車には買い物カゴも置いているが、それほど大量に買うこともないので出番は少ない。いざという時のお守りみたいなものか。神のご加護(かご)がありますようにと。

 菓子は菓子でも、人に見せびらかしたい菓子は何? 答えは「これ見よがし」。

 行きつけのドラッグストアーで買い物して、レジの前でこれ見よがしに、レジ袋を取り出す。レジ袋は要りませんのサインだ。それでも店員さんが「レジ袋はどうされますか?」とテンプレの質問。一応聞かないといけないものなのかなと思いつつ、お互いに気持ち良い対応とはどういうものかと考えてしまう。

 断るほうも「要りません」「持ってます」など、どう言うのがソフトだろうかと気を遣ってしまう。私自身もコンビニや百貨店で接客の仕事をしたことがあるので、その大変さも分かる。「わが身をつねって人の痛さを知れ」である。

 かつて働いていた百貨店では袋詰めのことを「サッカ」と呼んでいた。どうしてそう言うのかは未だに謎だ。作家さんはいくつものエピソードを上手くストーリーの中に詰め込むからなのか、あるいはゴールの網にボールをねじ込むサッカーに喩えたものか。



 9月5日は「ノー・レジ袋の日」。脳のネジを締め直して、環境だけでなく、人にも優しい生活を送りたいものである。



エコバッグ持ち歩いてる?


▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう