昨日、驚きのニュースがあった。傘をさして外を歩いていて、突然の雷に打たれたにも関わらず、2人とも軽症ですんだそうだ。

 

 

 落雷に当たる確率は一等の宝くじが当たるより低いとしたものだが、落雷が当たる確率が最も高い国は日本がダントツで1位だという。

 人類と電気とのファースト・コンタクトといったら、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』に出演した「琥珀(こはく)の勉さん」。いつも琥珀を磨いていたシーンが有名だ。

 琥珀を磨いていると静電気が生じる。これはマイナスの電気を帯びた粒、いわゆる電子が移動することによって電気的な偏りが生まれることが原因である。

 冬場にセーターなどが「パチパチして嫌」という経験は、たまった静電気が放電する現象によるものだ。その規模を大きくした現象が雷である。すなわち雷とは雲にたまった静電気が一気に地上に流れ出す(放電する)現象なのである。

 「金属を身に付けていると雷が落ちやすい」という俗説がある。金属は電流を伝えやすい導体だから、さもありなんと信じる人も多いことだろう。だが、確率的にはほとんど関係ないようである。むしろ、周囲と比べて高いか、低いかが明暗を分ける。



 雷は「10万ボルト」どころか、ピカチュウの必殺技よりも桁違いに高電圧で、数億ボルトにもなる。それゆえ、空気中だけでなく絶縁体などもお構いなしに電気が流れるので、金属を身に付けているかどうかの差異はあまり問題にならず、避雷針の如き、より高い位置にある標的を目がけて雷が落ちる傾向にある。

 天罰を受けないように、驕り高ぶることなく、常に身を低く謙虚でありたいものだ。また、雷は「天と地の結婚式」と喩えられることがある。「神は愛なり」ではなく「愛はカミナリ」ということだろうか。



落雷の瞬間を見たことある?


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