後から来る人のために手前の席を空けて、自分は出にくい奥の席に座る人。そんな「小さな親切」を見かけると、ちょっと嬉しくなります。私もバスの2人席では窓側に座り、荷物を膝の上に乗せておいたりします。「どうぞ」と声がけしてもいいのでしょうが、恩着せがましく感じられるかもしれません。



 「小さな親切、大きなお世話」という言葉があります。「障害者はかわいそうな人たちだから助けてあげなければならない」ーー最近は、そんな風に決めつけやパターナリズム的な考えが大きなお世話につながりやすいと、注意が喚起されています。

 一緒に働く障害者への接し方として、次の3点が大切だと紹介されていました。


①事前に共有を受けたコミュニケーション方法(配慮)を心がけること。

②遠慮はしないこと。

③健常者と同様に、障害者もそれぞれの個性があることを理解すること。


 特に、③のポイントが大切ですね。障害者相手でなくても、常に意識していたい姿勢です。「家庭連合の信徒は皆、マインド・コントロールされている被害者なので救い出さなければならない」ーーひと昔前の障害者に対する態度を彷彿(ほうふつ)させます。自分を優位な立場に置いて、相手の人格を尊重していない、甚だしい誤解です。



 現役宗教2世である小嶌希晶さんは、そんなマスコミの偏向報道に悩まされてきた多くの2世たちを代弁して「信者の人権を守る二世の会」を立ち上げました。そして自発的に信仰を持ち、感謝して生活している人がいることを発信してきました。

 また、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する解散命令請求は信教の自由に対する危機であるとして、全国的に信教の自由を求める大会が開かれています。「世界は、悪いことをする人により破壊されるのではなく、指を咥えて何もしない人により破壊される」(アインシュタインの言葉)と言われるように、これは単なる一宗教団体の問題ではありません。傍観して何もせずにいると、いつしか日本から宗教心が失われて、小さな親切さえ見られなくなる時が来るかもしれません。



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