一昔前までは、牛乳とみかんの相性は良くないと言われていました。それは牛乳の成分「カゼイン」が酸味の強い果汁と混ざると固まる性質があることから、消化に悪いと考えられていたためです。 また、牛乳はカルシウムが豊富で給食には欠かせないもの、骨粗鬆症対策にも有用とイメージされてきました。



 過去において広く浸透していた常識が、意外と根拠薄弱で、実際は違っていたという事実が明らかになってきています。牛乳に関する従来の常識もその1つかもしれません。

 最近は病院の医師が「牛乳と一緒に柑橘類などの酸っぱい食べ物を摂取したらいい」とアドバイスするそうです。そのほうが牛乳単独で飲むよりもカルシウムの吸収率が良く、骨粗鬆症対策に有益だというのです。実際に骨密度のデータにも現れているようです。

 具体的には、牛乳のカルシウムがみかんに含まれるビタミンCによって吸収が良くなる効果が見込まれます。また、みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンは脂溶性のため、牛乳と一緒に摂ることで吸収が良くなり、骨粗しょう症や脂質異常症、2型糖尿病の抑制にも効果が見られると注目されています。

 食べ合わせが悪いどころか、むしろ相性バッチリで、ぜひとも一緒に摂りたい食品だったようです。人間関係においても、苦手だと思い込んでいた人が、意外と運命の相手だったりすることもあります。堕落人間の思い込みって、あまり当てにならないものです。



 神様の視点に立って見つめることも重要ですが、その前に世の中の通説を鵜呑みにせず、低脂肪牛乳や昭和のカルピスのように、根拠が薄いものでないか、しっかり確認する作業も怠りなく。



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