たまたまテレビで見たアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、とても感動的なエピソードでした。後に、とても評価の高いアニメだと聞き、さもありなんと思ったものです。

 第10話だったでしょうか。重い病を患う戦争未亡人の依頼で、郊外の邸宅を訪れたヴァイオレット。そこには、彼女の代筆作業を不機嫌そうに眺める、依頼主の幼い娘の姿がありました。娘は母親との時間が奪われて「愛の減少感」を感じるわけです。



 母親は亡くなってしまいますが、誕生日ごとに娘には手紙が届くようになります。自分の死後、娘が寂しく思わないように、自動手記人形としてC.H郵便社で働くヴァイオレットに、愛する娘への手紙の代筆を依頼していたのでした。映画でも、この神回とされる第10話から始まるみたいです。

 国際祝福を受けたカップルも、はじめは文通しながら愛を深めたという話をよく聞きます。作家の三浦綾子さんも、そのように手紙をやり取りしながら内面を深めていくことを勧めていました。

 現代ではオワコンになりつつある手紙ですが、時には思いを伝えたいときに、一筆したためてみるのもアリかもしれません。



初めてもらった手紙は誰から?


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