日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描くNHK朝ドラ『虎に翼』がスタートした。主人公の猪爪寅子を演じるのは女優の伊藤沙莉(「さり」でなく「さいり」です)。子役時代から安定感のある演技力には定評があり、数々の作品に出演。生まれ持った芝居のセンスでシリアスもコメディーもこなす超個性派女優で、私も推している1人だ。

 その一方で、兄の直道役(上川周作)に注目が集まっている。3月30日までBSで再放送されていた『まんぷく』にも出演し、主人公、立花福子(安藤サクラ)の義兄で画家の香田忠彦(要潤)に弟子入りした名木を好演した。

 全員が主役だったらドラマは成り立たない。名脇役がいてこそ主役が引き立つ。料理も同じで、全てがメインディッシュでは食傷気味になるというもの。『シンデレラ』でも主人公をいじめる陰険なキャラがいてこそ、劇にメリハリが出てくる。



 陰険というわけではないが、インゲン豆は料理を色や栄養面から支える名脇役かもしれない。「インゲン」の名は、中国から日本に伝えたとされる隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師(1594~1673)に由来するものらしい。師はインゲン豆を禅の普茶料理(精進料理)の材料として普及させたという。



 インゲン豆くらいではお腹いっぱいにはならないだろうが、隠元禅師ゆかりの寺は京都府宇治市の萬福(まんぷく)寺である。



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