YouTubeで公開された小嶌希晶さんによる「【朗読】証言『脱会屋の全て』#1、#2」の動画が、たいへん残念なことに、一旦、非公開となってしまいました。私は昨日、朝早くに視聴しました。公開再復活は未定ということですが、何か大きな力でも働いたのでしょうか。

 仕方がないので『監禁250日  証言「脱会屋」の全て』(鳥海豊著、1994年)を本で通読しました。「信仰を貫いて生還したある統一教会員の記録」が綴られているのですが、霊界の存在も実感でき、氏族メシヤ活動の一端を知ることができる内容になっています。

 というのも、脱会屋の宮村峻(たかし)氏がやられている活動こそが、神様が摂理なさろうとすることをサタンが先に知って展開する原理型非原理世界であるという側面が感じられたからです。

 天の父母なる神様は1人の我が子を救うために全てを投入されるお方です。宮村氏は統一教会に入会した子供を脱会させるために、両親や家族に全てを投げ出す覚悟を要求します。さらに親族をも巻き込んで「拉致監禁」を指導します。

 監禁のためのマンションを借り、10数名を動員しての拉致監禁。強制改宗のための説得が長引けば、その間交替で見張りもつけなければならず、仕事を犠牲にすることもあるでしょう。

 初めは非人道的なやり方に疑問を持つ家族もいるようですが、言われた通りにしなければ子供が信仰を捨てないと指導されているので、独裁的なやり方に誰も口を挟む余地がありません。

 また、偽装脱会を警戒しての、何重にも巡らせれた踏み絵のようなシステムが、弁護士をも巻き込んで出来上がっていることが分かります。「青春を返せ裁判」や「献金返還請求裁判」の多くは、このような拉致監禁・強制改宗を経て、脱会したことの証明として行う「踏み絵裁判」だと指摘されています。束縛から解放してもらうために、やむなく言われるままに従っている方もおられるようです。

 「子供を取り返してあげる」という脱会屋の勧めに従って、財布を開き、家を売り払って財を使い果たしたご家庭もあると聞きます。脱会した子供とその家族は本当に幸せになったのでしょうか。少なくとも、拉致監禁を経験した方は、その後も何らかのトラウマやPTSDを持たれていることが多いようです。

 親が子供を思う気持ちは神様の心情世界に通じます。しかし拉致監禁・強制改宗は違法な人権侵害です。神様は全知全能のお方ではありますが、いくら目的のためであっても非原理的な方法は取られないため、復帰摂理は延長してきたのです。



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