「ばねの伸びは加えた力の大きさに比例する」という法則は何でしょうか。ヒントはピーターパンのライバルです。

 12月27日は「ピーターパンの日」。ピーターパンのライバルといったらフック船長です。そう、答えは「フックの法則」でした。ちなみに、フックの法則を発見したロバート・フック(1635―1703)は、万有引力を発見したニュートンのライバルでもあったようです。



 「全国拉致監禁・強制改宗被害者の会」代表の後藤徹氏は、31才から44才まで12年5か月にわたって強制拉致監禁され、棄教を強要されました。このことについて、鈴木エイト氏が単なる「引きこもり」と断定的に発言しました。ピーターパン・シンドロームのように、大人になっても社会に出れずに閉じこもっていたのでしょうか。

 そうでないことは、既に裁判で後藤氏の拉致監禁の事実が認められ、2015年に最高裁で確定しています。本人の意思に反してマンションに閉じ込められ、自由行動ができない監禁状態下に置かれていたのです。

 にもかかわらず、エイト氏はこれを「引きこもり」と言い、これをたしなめた福田ますみ氏に、「どうでもいいです」とうそぶき、返す刀で、「拉致監禁・強制改宗だと?  被害者ずらしてアピールしているだけ」とXに書き込みました。さすがにこの鈴木エイト氏の発言はあまりにもひどく、4300名にものぼる拉致監禁被害者の傷口に塩を塗るようなものであり、満を持してこの度の訴訟に及んだものです。 

 後藤氏は、名誉を傷つけられたとして、1100万円の損害賠償とX(旧ツイッター)への投稿の削除を求める訴訟を東京地裁に起こしましたが、その一方で鈴木エイト“ヘイト”はやめましょうと呼びかけています。「怨讐を愛する」という教えを実践した大人の態度でした。

 鈴木エイト氏は現在、3つ件で提訴されています。「天宙平和連合」(UPF)の日本支部は、鈴木エイト氏による安倍晋三元首相に関する発言で名誉を傷つけられたとして、エイト氏を相手取り1100万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしました。 

 さらに第三の訴訟として、「子供食堂」を運営している家庭連合信徒の女性が、エイト氏を人権侵害で訴えました。母親が忙しい子供たちのために「子供食堂」を開いていたところ、エイト氏が「統一教会の信者が経営しているいかがわしい食堂だ」などと宗教ヘイトで妨害し、人権侵害されたというものです。 

 カルト叩きは人気取りに有効という認識はアメリカやヨーロッパなどでも、かつて存在しました。しかし、現在では新興宗教に対する「カルト」呼ばわりは宗教ヘイトであるとの理解が強まっています。

 エイト氏の自己本位の発言はあまりにも非人道的で、「鈴木エイト氏に人権を語る資格はない」と後藤氏は語っています。たとえ理解できない相手であろうと、その人の人権を尊重することが大人の姿勢でしょう。「ネバー、ネバー」と否定するだけの“ネバーランド”のピーターパンは卒業してもいいのではないでしょうか。



子どもに戻りたいと思う瞬間ある?


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