写真を撮る時に「はいチーズ」と掛け声をかける。日本人の発音では「ズ」の方にアクセントが行きがちで、口元がとがってしまう。ある時、「ナイス、アイス、ティー」と掛け声をかける人がいて、なるほどと感心したことがある。これなら口元が自然と横に広がり、笑顔になれるというわけだ。
同じような理由から、韓国人はよく「キムチー」と声をかけながら写真を撮影している。これも日本人が真似ようとすると「はいキームチ」と、後ろの「チ」にアクセントが行ってしまい、「はいチーズ」風の発音になりがちだ。
私も韓国人に撮影を頼まれて、「キムチ」の掛け声を試したことがあったが、「イルボンサラミエヨ?」とすぐに日本人であることがバレてしまった。
『チーズはどこへ消えた?(Who Moved My Cheese)』は教訓的な本であった。一人の小人ヘムは、古いチーズに頑なにこだわり続け、同じ場所にとどまって、新しいチーズを見つけることを考えすらしない。他方、なくなったチーズを探すのをあきらめ、新たなチーズを見つけるためには、自分で迷路に歩みださなければならないと悟ったホー。
8月22日は「はいチーズの日」。写真撮影時の「はいチーズ」は笑顔を引き出すには適当な掛け声ではない。いつまでも古い「チーズ」にしがみつかず、そろそろ新しい「チーズ」を探す旅に出てみてはいかがだろうか。「ナイス、アイス、ティー」「キムチー」「1たす1はニー」など。
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