デッサンや色彩構成など、基礎デザインをマスターした後は、編集デザインを学ぶといいと思います。
編集デザインには、グラフィック・デザインの基本的な技術がつまっています。
タイポグラフィやレイアウト、文字や写真の取り扱い方法など、デザインのエッセンスが展開されています。
逆に言えば、デザインの基本法則を理解し、それを使いこなせるようにならないと、本格的な編集デザインはできない、とも言えます。
中途半端な技術で、本や雑誌をデザインしたり、サイト・デザインをしても、決していいものは、できないでしょう。
ただ、編集デザインを学び、そのテクニックをマスターするのは、難しいものです。
これは、私の経験からも言えます。
なんといっても、必要とされるテクニックが多いのです。
先ほども上げたようにタイポグラフィやレイアウト、また、写真や図の活かし方も知っておかないと、編集デザインは、成り立ちません。
また、ウェッブのデザインでは、アプリケーションやネット技術の知識も、必要となってくるでしょう。
つまり、どこから手を付ければいいのか、どこから学んでいけばいいのか、わかりにくいのです。
他のデザイン分野と同様、編集デザインも、ひとつの技術だけで、成立しているのではありません。
いくつも技術が影響しあって、それらがうまくバランスをとることで、素晴らしいデザインが生まれてくるのです。
つまり、それぞれのテクニックを、まんべんなく学び、身につけ、活用できるようにならないといけません。
では、どこから学んでいけばいいのか?
やはり、編集デザインで重要なタイポグラフィからでしょうか?
それよりも、全体的な完成度に影響するレイアウト技術からでしょうか?
いやいや、グラフィック・デザインで、メインとなる写真や図などの取り扱いでしょうか?
これを悩み始めると、ついつい手が止まってしまい、何もはじめられない、ということになってしまいます。
そこで、私の意見ですが、これは率直に言って、興味を持った分野から始めればいいと思います。
自分が好きな技術でもいいですし、気になり、ぜひ、上達したいと思ったテクニックから、とりあえず、始めましょう。
そうすることで、やがて、他の分野の技術も、身につけることができます。
このアプローチ法の良いところは、前向きな気持ちで取り組むことができる、という点です。
積極的な態度で臨むのですから、多少、難しいことがあったり、つまづいたりしても、そこであきらめることなく、前へ進んでいくことができます。
実は、これが重要なんです。
実を言えば、どこから始めるか、ということは、それほど重要ではありません。
正直、デザインのどの分野でも、それなりの難しさはありますし、マスターするための困難さは、同じようなものです。
しかし、諦めず、じっくりと学んでいけば、マスターできるものです。
肝心なのは、継続できるか、常に興味関心を持ち、向上心とともに、成長できるか、ということです。
最初は、編集デザインを難しく感じるかもしれません。
しかし、デザインに興味を持ち、グラフィック・デザインにとりくんでみようと思ったのですから、どこか好きな部分はあったはずです。
まずは、そこから始めましょう。
はじめることで、前へ進むことができますし、次が見えてきます。
その連続で成長し、やがて、良いデザインができるようになるのです。