言葉だけでは伝わらないことってある。
言葉で伝わることもたーっくさんあるんだけど。
このことって、わかってるようでわかってないと思う。
だって、自分も含めてみんな言葉に頼っちゃうから。
証拠がほしいのかな。
伝えた証拠が。
伝わった証拠が。
好きだという証拠が。
愛してるという証拠が。
言ったよって。
でも、逆のこととかってけっこう言葉以外で感じない?
相手が自分のこと好きかどうかとかって言ってほしいけど、
自分のこと嫌ってるとかって態度とかで察知する。
言葉で伝わることもあるし、
言葉のほうが伝えやすいこともある。
ただ、言葉って何かを伝える、表現する手段のひとつ。
無数にある手段の一つでしかないんだよね。
自分が表現したい何かってのが、頭の中のアイデアや
心の中の気持ちとかにあって、それを表現する手段。
アイデアや気持ちってのは最初は言葉じゃない。
アイデアや思いつきや気持ちや感情、そのまま。
それを言葉にしようとすると、言葉の持ってるルールに
従って表現するしかなくなるんだよね。
日本語で言ったら、いわゆる50音という文字になるし、
文法っていうのもあるし、敬語なんかだってある。
言葉にすると、そういうルールの中でしか表現できない。
自分の考えたことって、やってきたことって、感じることって
言葉のルールに従って表現できることだけ?
そうじゃないと思うんだ。
だから、言葉以外のことに敏感になるといいんじゃないかな。
みてわかること、きいてわかることもあるし、
みて感じること、きいて感じることもある。
言わなきゃ伝わんないから言ったほうがいいし、
何かの方法で表現しないと受け取りようがない。
言葉はその表現方法の一つってことね。