久しぶりに僕が考えるプレゼンやスピーチの一歩目の部分のことを。
スピーチやプレゼンを考えるときに、まず第一に浮かぶのが、
『何を話そうかな』
だなって人が多いと思うんだけど、そのことについてね。
僕たちは何かを相手に伝えようとするとき
『何を』ってことにすごく焦点を当てる。
それ自体悪いことではないんだけど、
それだけでは不十分だと思うんだな。
なぜか?
例えば、夫婦げんかのことを思い出してください。
けっこしていない人はパートナーとのケンカ。
もしくは家族とのケンカでもいい。
そういうとき、自分の言いたいことを言っているはずだけど、
相手に理解してもらって、納得してもらえる?
たぶん言いたいことを言っても納得してもらえないし、
自分もそんなにたいしてすっきりしないはず。
ふたたび、なぜか?
『何を』言うか、も大事なんだけど、
『どう』言うか、もすごく大事だから。
初めに何を話すのか。
ツカミはどうするのか。
話す内容の順番は?
結論はどうしようか。
起承転結?
こういうのは、『何を』話すか。
『どう』話すか、は
『何を』を
『どう』表現するかということ。
表現の仕方次第で、『何を』が大きく変わる。
言葉を選ぶということも似たようなこと。
『そんなやり方じゃダメだ!』と叱りたい上司。
でも、そのままの言葉で怒鳴ってしまうと
部下が理解するかどうかはわからない。
だから、どういう言葉で伝えようか迷う。
どういうタイミングで言ったらいいのか考える。
『違うやり方でやってみたらどうかな?』
『おれだったら、こうするよ』
『彼は、あんなふうにやってたな』
伝えたい『何か』を届けるために言葉を選ぶ。
伝えたい『何か』を届けるために、方法を選ぶ。
つまり『どう』を選ぶということ。
今まで持っていなかった視点だとしたら
この点をぜひ考えてみるといいのでは?