自分らしく話す、自分らしく表現する

自分らしく話す、自分らしく表現する

北海道でのんびり過ごすスピーチコンサルタントの、自由な自己表現ブログ。
緊張してもしなくても、自由に好きに話したいって人の役に立てると嬉しいですね。

Amebaでブログを始めよう!

久しぶりに僕が考えるプレゼンやスピーチの一歩目の部分のことを。

 

 

 

 

スピーチやプレゼンを考えるときに、まず第一に浮かぶのが、

 

『何を話そうかな』

 

だなって人が多いと思うんだけど、そのことについてね。

 

 

 

 

僕たちは何かを相手に伝えようとするとき

 

『何を』ってことにすごく焦点を当てる。

 

それ自体悪いことではないんだけど、

 

それだけでは不十分だと思うんだな。

 

 

 

 

なぜか?

 

例えば、夫婦げんかのことを思い出してください。

 

けっこしていない人はパートナーとのケンカ。

 

もしくは家族とのケンカでもいい。

 

そういうとき、自分の言いたいことを言っているはずだけど、

 

相手に理解してもらって、納得してもらえる?

 

たぶん言いたいことを言っても納得してもらえないし、

 

自分もそんなにたいしてすっきりしないはず。

 

 

 

 

ふたたび、なぜか?

 

『何を』言うか、も大事なんだけど、

 

『どう』言うか、もすごく大事だから。

 

 

 

 

初めに何を話すのか。

 

ツカミはどうするのか。

 

話す内容の順番は?

 

結論はどうしようか。

 

起承転結?

 

こういうのは、『何を』話すか。

 

 

 

 

『どう』話すか、は

 

『何を』

 

『どう』表現するかということ。

 

 

 

表現の仕方次第で、『何を』が大きく変わる。

 

 

 

 

言葉を選ぶということも似たようなこと。

 

 

 

 

『そんなやり方じゃダメだ!』と叱りたい上司。

 

でも、そのままの言葉で怒鳴ってしまうと

 

部下が理解するかどうかはわからない。

 

だから、どういう言葉で伝えようか迷う。

 

どういうタイミングで言ったらいいのか考える。

 

『違うやり方でやってみたらどうかな?』

 

『おれだったら、こうするよ』

 

『彼は、あんなふうにやってたな』

 

 

 

 

伝えたい『何か』を届けるために言葉を選ぶ。

 

伝えたい『何か』を届けるために、方法を選ぶ。

 

つまり『どう』を選ぶということ。

 

 

 

 

今まで持っていなかった視点だとしたら

 

この点をぜひ考えてみるといいのでは?

100人の人がいれば、100通りの顔があって

 

100通りの背格好があって、他のことでも

 

100通り以上のものがある。

 

髪型とか、ファッションとか、好みとか。

 

それに対する評価は100通り×人の数 以上になる。

 

 

 

 

と、いうことは

 

僕が話す言葉にも人の数以上の理解があって、

 

あなたの言葉にも人の数以上の受け取り方がある。

 

というときに、

 

自分が発するメッセージがどう受け取られるか、

 

つまり、どう理解されるかに焦点を当てていたとして

 

それって自分の思い通りにやれるものかな?

 

人の受け取り方を自分の受け取ってほしい方向に

 

持っていけたりするものかな?人の考え方を。

 

例えできたとしても、大変だと思うんだよね~。

 

 

 

 

それよりも、自分がどうありたいのか、

 

何を表現したいのか、何を伝えたいのか、

 

そういうことをはっきりさせて、それを自分が

 

一番心地よいと思う方法で表現することのほうが

 

はるかに重要なんだよね。

 

人のことをどうにかできるわけはなくて、

 

できるのは自分のことをどうにかすること。

 

自分が一番心地よいと思える表現で

 

自分が一番心地よいことを伝える。

 

そうするほうがパフォーマンスは間違いなく上がるし、

 

見てくれている人、聞いてくれている人に

 

その心地よさ、あなたのあり方が

 

じんわりと広がっていくんだよね。

 

 

 

 

どう受け取られるかよりも、

 

どう表現するか。

 

 

人前に立つのが恥ずかしい

 

そんなお声を聞いたことがある。

 

 

 

 

僕も昔はとても恥ずかしがり屋だったのでわかる。

 

僕は人前で手ひどい失敗をしてしまって笑われて

 

それからずっと人前に立つだけで恥ずかしかった。

 

自分が何か変じゃないだろうかって。

 

変かどうかは知らないんだけど、違いはあるよね。

 

普通じゃないってのはただの違いだし、

 

そもそも普通の人なんて実はいないだろうし。

 

 

 

僕たちは、一人ひとり違うものを持って生まれて、

 

違うふうに育って、たった今違う現実を生きてる。

 

社長の人もいれば、平社員だっているし、

 

男性がいれば、もちろん女性だっている。

 

体型的な違いあってあるし、頭脳の違いもある。

 

そういうもの全部ひっくるめて、

 

僕たちはみんなステキな存在であって素晴らしいんだよね。

 

 

 


人前で恥ずかしがることなんて一つもなくて

 

ただ、みんなとの違いというのがあるだけ。

 

でも、矛盾するようだけど、それでも人間みんな同じだし、

 

たいした違いなんてないんだよね。

 

みんなたいてい同じで、ちょっとした違いがある。

 

それは恥ずかしがるところではなくて、

 

あなたしか持っていないステキな違いなんだな。

 

誰もが違うところがあるわけで、

 

恥ずかしがる必要も、誇る必要もなくて、

 

でもみんなが素晴らしいんだよね。

 

 

 

 

子どもを見てるとそれが一番伝わりやすい。

 

ただ、ただ、いるだけで周りを笑顔にする存在。

 

僕らってホントはそんな感じ。

 

だから、みんな素晴らしい。

 

人前に立ってもそれは何ら変わることはないんだよね。

 

恥ずかしがる必要はなくて、

 

深く呼吸をして、自分らしくいるだけでいい。

人前で何かを説明するってことがある。

 

例えば、ワークショップなどの進行、

 

作業の説明など、大勢の前で説明する機会。

 

 

 

 

これも、大きく注意したいところは、

 

パワーポイントは最後に作ろうねってこと。

 

パワポありきではないからね。

 

その他に気をつけていきたいことは

 

事前に進行の確認、スタッフのサポート、

 

作業の順番を的確に指示で来ているかどうか、

 

ワークショップの進行を、進行者やスタッフが

 

共有して協力体制が築けているだろうか、

 

こういうことを事前にしとく必要があるよね。

 

 

 

 

作業の進行を伝えるのがこの場合の役割なので

 

ここらへんのポイントを押さえておくのは

 

最低ラインだと思うんだよね。

 

出ないと、参加者が困ってしまうから。

 

 

 

 

最近、僕が参加したワークショップの例で言うと

(これは進行がまずかった例なので真似しないように)

 

まず、スタート時の進行がパワポのスライド任せ。

 

スライドの順番通りに話そうとしてるんだけど、

 

本人もスライドのことをイマイチ把握していないし、

 

スライドをプリントして配っているから、スライドを

 

読んで進めるということが最もばからしくなってしまう。

 

さらにスライドの作りも箇条書きふうなんだけど、

 

長い文章も入っていて意味不明になっちゃってる。

 

作業の進行がまったく意味不明なため、

 

参加者が自分で資料を読み解いているので

 

進行する人の話を聞かないし、聞いても意味不明。

 

ワークショップがスタートしても、進行者のペースは変わらず。

 

見かねたのか他のスタッフが口をはさむも、

 

参加者の作業はスタートしており、邪魔になってしまう。

 

その後は、進行者もスタッフも思いついたときに

 

マイクをもっていちいち全体をストップさせてしゃべるため

 

参加者のワークショップがその度に中断。

 

 

 

こういうのって、準備不足以外の何物でもないよね。

 

表現も大切なんだけど、自分たちがなんのために話してて

 

自分たちが伝えたいこと、ゴールがはっきりしていない。

 

ワークショップの進行が仕事なのであれば

 

そこを目標にしっかりと準備する必要があると思うんだ。

 

繰り返すことになるけど、パワポの作成は後回しで

 

事前に進行の確認、スタッフのサポート、

 

作業の順番を的確に指示で来ているかどうか、

 

ワークショップの進行を、進行者やスタッフが

 

共有して協力体制が築けているだろうか、

 

そういうことを考えておくことが重要あと思うんだな。

僕らが緊張すると、ドキドキしたり、はらはらしたりする。

 

うまくしゃべれなくなってしまう!と思ってしまう。

(うまくってのは別にないんだけどさ)

 

逆に、わけもわからずにとにかくしゃべってしまうこともある。

 

 

 

 

そういうときは、深呼吸して、言いたいことだけを言う。

 

短くてもぜんっぜん問題ない。

 

 

 

 

僕らのちょっとした日常でありそうなのは、

 

何かの会合での自己紹介とかかな。

 

たくさん詰め込む必要もないし、

 

笑いを取る必要もない。

 

必要なこと、言いたいことがあればそれも、

 

それだけで充分。

 

深呼吸して、ゆっくりとそれだけ言えれば、

 

ばっちりなのだ。