開発された都市部に残っている少し古いものを探してみようという活動の続き
かつて南園村だったと思われるところを経由して、現在の南園村エリアに入りました
こういう門は大通りに面したところに設置されていて、入ってすぐのところは比較的広い通路になってますが
少し進めばまたこのとおり
広場の先に見えました
呉氏宗祠です
呉氏は春秋時代の呉の国が発祥という話もあるんですけど、その頃の中国は確かこっちの方まで含んでなかったはずだし
呉の国の領土は長江付近で南の方というわけでもないので、真偽の程は不明
まあ、それは別にしても南園村一帯に残っている呉氏関連の遺構を見ればかなりの影響力があったことはわかります
呉氏宗祠は明の時代の16世紀に建てられて、約300年後の清の時代に再建されたとのこと
ところがそれから約100年後の1960年前後に台風で破壊されてしまい
1990年にまた再建されていまに至る、という感じ
毎度のことで中には入れず、でしたがこのあたりは扉がオープンしていることが多くて覗き見はOK(と思ってる)
内部も宗祠らしく立派ですね
文物保護単位の石碑(?)は中の壁にビルトイン
次のところに行く途中にあったこの建物も廟とか祠っぽい雰囲気で、線香の煙も見えましたが、何の建物なのかは未確認
呉国光という人物が科挙で解元(成績1位)を獲得した記念に呉氏一族が建てたもの
これまた明の時代に建てられてその後、何度も修復されているみたいですけど
他の建物のように完全に再築されたわけではないらしく、清の時代あたりから大きく変わらずに残ってきたものが現在の建物なんだとか
このあたりの他の建物の方が古そうに見えるけどなー
見た目の印象の問題??